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【注目の決算発表】DyDoは安値から反発、12%純益減益予想も悪材料出尽くし感
ダイドードリンコ(DyDo) <2590> は29日、91円高の2922円と4営業日ぶりに反発し、3月15日につけた年初来安値2800円に並ぶ安値水準から底上げした。前週末26日大引け後に今1月期第2四半期(2Q)決算の開示に合わせて、5月の第1四半期(1Q)決算公表時に未定と変更した今1月期通期業績予想を発表、純利益が、当初予想を下ぶれ前期比12%減と減益転換するが、2Q業績が、当初予想を上回って着地したことなどから悪材料出尽くし感を強め下げ過ぎ訂正の打診買いが入っている。
1月通期業績は、5月に東日本大震災や東京電力 <9501> 管内の一部自動販売機の冷却停止措置などの影響の定量的把握が困難として、2月に開示した当初予想を未定に変更した。
今回、再度予想した通期業績は、売り上げを期初予想通りに前期比3%減、経常利益を同0.7%増としたが、純利益は、28億円から23億5000万円(同12%減)と変更し減益転換する。
2Q業績自体は、震災の影響を最小限にとどめ、業務の全面的な見直しによる固定費削減などのコストコントロールで当初予想を上回って前年同期比60%経常増益と大幅続伸して着地した。ただ通期純利益は、震災関連の特別損失9億円を計上し減益転換する。
株価は、震災発生でつけた年初来安値から、ミネラルウォーターへの震災特需思惑で3375円までリバウンドしたが、その後の自販機の節電停止などが逆風となって再調整した。PERは20倍台と市場平均を上回るが、PBR0.6倍と下げ過ぎを示唆、信用取組も売り長となっており、一段の底上げにトライしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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