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【外国為替市場展望:ドル・円相場】週末9月2日の米8月雇用統計など、主要経済指標が焦点
【外国為替市場フューチャー:8月29日~9月2日のドル・円相場】
■1ドル=76円台~77円台の小幅レンジでの展開を想定
来週(8月29日~9月2日)のドル・円相場については、バーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長の講演という重要イベントを通過したため、引き続き、世界的なリセッション(景気後退)やソブリンリスクに対する警戒感と、円売り市場介入への警戒感が交錯し、1ドル=76円台~77円台の小幅レンジでの展開が想定される。ただし週末9月2日の米8月雇用統計など、主要経済指標の発表が相次ぐため、内容次第では波乱の可能性もあるだろう。
前週(8月22日~26日)のドル・円相場は、1ドル=76円台~77円台の狭いレンジで小動きだった。週末26日に、バーナンキ米FRB議長のジャクソンホール・シンポジウムでの講演を控えていたうえに、リスク回避のドル売り・円買い圧力と、円売り市場介入への警戒感が交錯する形だった。
バーナンキ米FRB議長が講演で、量的緩和策第3弾(QE3)に言及するかどうかに、世界の金融市場の関心が集まった。しかしQE3に関する具体的な言及はなく、次回9月のFOMC(連邦公開市場委員会)で追加緩和の検討を続けるとの表現にとどまった。結果的にはほぼ市場のコンセンサスの範囲となり、市場への影響は限定的だった。
世界的なリセッション(景気後退)やソブリンリスクに対する警戒感が強い状況に変化はなく、ドル売り・円買い圧力は依然として強い。そして8月30日の米8月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、31日の米8月ADP雇用リポート、9月1日の米8月ISM製造業景気指数、2日の米8月雇用統計など、主要経済指標の発表が相次ぐ。その内容次第では、ドル売り・円買い圧力が一段と増す可能性も考えられるだけに、その場合には円売り市場介入も焦点となるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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