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【株式市場・この1週間】週末の日経平均終値は8797円78銭、反発力鈍い1週間
■株式市況を振り返って(8月22日~26日の株式市場の動き)
★高値圏にあったSNS関連は利益確定売り優勢
22日は、日経平均株価が前週末(19日)比91円11銭(1.04%)安で4営業日続落、TOPIXが前週末比8.85ポイント(1.17%)安で4営業日続落した。前週末19日の米国株式市場ではダウ工業株30種平均株価が前日比172ドル93セント(1.57%)下落した。売り先行でスタートした後、値ごろ感などで上昇に転じる場面もあったが、世界的なリセッション(景気後退)やソブリンリスクに対する警戒感でリスク回避の動きが強まり、再び下落に転じて大幅続落となった。パソコン最大手の米ヒューレット・パッカード(HP)が急落したことも相場押し下げ要因だった。この流れを受けて日経平均株価は前週末比32円33銭安と売り先行でスタートした。外国為替市場でやや円安方向だったこともあり、寄り付きの売り一巡後は前週末比プラス圏に転じる場面もあったが、概ね前週末終値を挟んでモミ合う展開が続いた。アジアの主要株式市場が軟調だったことも弱材料視され、午後の終盤には下落幅を広げた。日経平均株価は結局、この日の安値圏で取引を終了し、終値で8700円台を割り込んだ。東証1部市場の値下がり銘柄数は1231(全体の74%)で、売買代金は1兆2049億円だった。セクター別には、資源関連、自動車関連、ハイテク関連などが大幅下落し、高値圏にあったSNS関連も利益確定売りが優勢になった。
23日は、日経平均株価が前日比104円88銭(1.22%)高で5営業日ぶりに反発、TOPIXが前日比7.55ポイント(1.02%)高で5営業日ぶりに反発した。前日の米国株式市場ではダウ工業株30種平均株価が前日比37ドル00セント上昇した。欧州株式市場の上昇などを好感して買い戻しが優勢だった。量的緩和策第3弾(QE3)への思惑などもあり、一時は前日比200ドル超上昇する場面もあったが、終値では小幅上昇にとどまった。この流れを受けて日経平均株価は前日比75円18銭高と買い先行でスタートした。寄り付きの買い一巡後は為替の円高進行への警戒感などで伸び悩む展開となり、徐々に上昇幅を縮小した。しかし午後に入ると、アジアの主要株式市場の上昇や米国株価指数先物取引の上昇が支援材料となり、大引けにかけて上昇幅を広げた。日経平均株価は結局、この日の高値圏で取引を終了し、終値で8700円台を回復した。東証1部市場の値上がり銘柄数は1295(全体の78%)で、売買代金は1兆4137億円だった。セクター別には、機械、電機・精密、自動車など、売り込まれていたハイテク・輸出関連セクターが買い戻された。
24日は、日経平均株価が前日比93円40銭安(1.07%)安で反落、TOPIXが前日比8.15ポイント(1.08%)安で反落した。前日の米国株式市場ではダウ工業株30種平均株価が前日比322ドル11セント高と大幅続伸した。米7月新築1戸建て住宅販売は低水準だったが、欧州と中国の景況感指数が市場予想ほど悪化しなかったため安心感につながった。量的緩和策第3弾(QE3)への期待感もあり、買い戻しが加速した。この流れを受けて日経平均株価は前日比79円15銭高と買い先行でスタートした。しかし、外国為替市場で円が高止まりしていることが弱材料視され、買い一巡後は次第に値を崩し、前日比マイナス圏に転じた。格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが日本国債格付けを1段階引き下げたことも、次第に弱材料視された。野田財務相が円高対策緊急パッケージを発表したことも、結果的には失望感につながった。午後に入ると、アジアの主要株式市場の下落も弱材料となり下落幅を広げた。前日の米国株式市場が大幅上昇したにもかかわらず、日経平均株価は反落し、終値ベースで年初来安値に接近した。東証1部市場の値下がり銘柄数は1056(全体の63%)で、売買代金は1兆3392億円だった。セクター別には、電機、自動車などの輸出関連セクターが総じて軟調だった。
25日は、日経平均株価が前日比132円75銭(1.54%)高で反発、TOPIXが前日比9.58ポイント(1.29%)高で反発した。前日の米国株式市場ではダウ工業株30種平均株価が前日比143ドル95セント高と3営業日続伸した。米7月耐久財受注が市場予想以上に高水準だったことを好感した。量的緩和策第3弾(QE3)への期待感も相場を押し上げた。一方では、金先物価格が急落したことでリスク回避姿勢の後退観測も材料視された。この流れを受けて日経平均株価は前日比108円40銭高と買い先行でスタートした。為替の円高進行が一服したことも好感した。午前は8800円台手前の水準でモミ合う展開だったが、午後に入るとアジアの主要株式市場の上昇も支援材料となり、株価指数先物取引が主導する形で前日比210円33銭高の8849円94銭まで上昇する場面もあった。大引けにかけては利益確定売りも出て上昇幅をやや縮小した。東証1部市場の値上がり銘柄数は1092(全体の65%)で、売買代金は1兆2862億円だった。セクター別には、機械、電機、自動車など、売り込まれていた景気敏感関連や輸出関連セクターの主力銘柄が買い戻された。内需関連は総じてやや軟調になった。
26日は、日経平均株価が前日比25円42銭(0.29%)高で続伸、TOPIXが前日比4.25ポイント(0.57%)高で続伸した。前日の米国株式市場では利益確定売りが優勢となり、ダウ工業株30種平均株価が前日比170ドル89セント安と4営業日ぶりに反落した。ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社がバンク・オブ・アメリカに50億ドル出資することを好感したが、新規失業保険申請件数が市場予想以上に悪化したことや、ドイツの株式市場が国債格付け引き下げや空売り規制導入の噂で急落したことを嫌気した。バーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長のジャクソンホールでの講演を控えて、ポジション調整の動きも下押し要因となった。この流れを受けて日経平均株価は前日比25円59銭安と売り先行でスタートした。寄り付きの売り一巡後は、前日終値を挟む小幅レンジで一進一退の展開となった。バーナンキ米FRB議長の講演を控えて動きの取れない展開が終日続いたが、大引けにかけて株価指数先物取引が主導する形となり、この日の高値圏で取引を終了した。菅首相が正式に退陣を表明したが市場は反応薄だった。東証1部市場の値上がり銘柄数は1100(全体の66%)で、売買代金は1兆1336億円だった。セクター別には、SNS関連など好業績のネット関連を物色する動きや、自動車部品関連などを買い戻す動きが目立った。売り込まれていた半導体関連も上昇に転じた。
26日の米国株式市場では、ダウ工業株30種平均株価が前日比134ドル72セント(1.21%)上昇、S&P500株価指数が前日比17.53ポイント(1.51%)上昇、ナスダック総合株価指数が前日比60.22ポイント(2.49%)上昇した。バーナンキ米FRB議長が追加緩和の具体策に言及しなかったため、講演直後には失望感で、ダウ工業株30種平均株価が下落幅を前日比220ドル超まで広げる場面もあった。しかし次回9月のFOMC(連邦公開市場委員会)で協議するとしたため、追加緩和策の可能性が残ったことや、重要イベントを通過したことを好感して値を戻し、前日比プラス圏に転じた。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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