【話題株】イオンはDS事業強化でデフレ関連の内需株人気を高め小反発

2011年8月22日 16:58

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  イオン <8267> は22日、8円高の952円まで上げて1円高の945円と小反発した。前週末19日大引け後にディスカウントストア(DS)事業強化の一環としてDS子会社「イオンビッグ」を8月21日に設立すると発表、売り方の買い戻しを交えてデフレ関連の割り負け内需株買いが再燃した。

  同社は、グループ会社のマックスバリュ西日本などでDSチェーン「ザ・ビッグ」を20年以上にわたり展開、店舗数は78店舗となっているが、景気低迷や雇用悪化など経済が不安定化、顧客の生活防衛意識が高まるなか、DS事業をグループの新成長戦略の柱と位置付け、同事業の強化、意思決定のスピードアップを図るためにイオンリテール内のDS事業部門を専業会社の「イオンビッグ」に分割、新会社として設立する。

  これまで「ザ・ビッグ」は、食品中心に展開してきたが、今後は生活用品、衣料品も扱う総合DSモデルを確立しDSチェーンを構築する。

  株価は、東日本大震災発生でつけた年初来安値818円から前期業績の上方修正や今期純利益の上方修正で1006円までリバウンドして年初来高値を窺い、3分の1押し水準を固めていた。信用取組は売り長でPERは18倍、PBRは0.8倍と割り負けており、輸出主力株が軒並み年初来安値を更新するなか、内需株人気を高めて逆行高展開も想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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