【話題株】中央化学は三菱商のTOBを歓迎し高値を更新

2011年8月22日 16:37

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  中央化学 <7895> は22日、ストップ高目前となる77円高の478円まで買い進まれ10円高の411円と変わらずを挟んで5営業日続伸し、2月15日につけた年初来高値425円を更新した。

  前週末19日大引け後に三菱商事 <8058> が、同社株を株式公開買い付け(TOB)して連結子会社化すると発表、同社も賛同意見の表明と応募については株主の判断に委ねると取締役会決議したことから、TOB価格そのものは386円と19日終値より4%弱ディスカウントされたが、連結子会社化をポジティブに歓迎して買い物が集まった。

  エス・バイ・エル <1919> が、ヤマダ電機 <9831> にTOBされ、TOB価格を上回って人気化したことも連想されている。TOBは、三菱商が、中央化学の創業家一族で筆頭株主の渡辺明人氏とその資産管理会社・渡辺興産の保有株式を取得するために実施するもので、プラスチック製商品包装容器のリーディングカンパニーで、成長市場の中国市場で順調に売り上げを開拓している中央化学を連結子会社化して、中国で多角的な事業展開をしている三菱商が、販売面、原料供給面などの中国事業全般で一歩踏み込んだ再建支援を強化、加速することが両社の継続的企業価値の向上につながるとしている。

  買い付け期間は9月5日から10月19日までの30営業日、買い付け株式数は877万8000株、買い付け代金は33億8830万円を予定、TOB後も中央化学の上場は維持される。なお三菱商は、主力株売りが続き33円安の1740円と4営業日続落し、3月15日につけた年初来安値1756円を更新している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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