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【近況リポート】インタースペース:好調な業績背景に成長戦略と海外展開へ

インタースペース<2122>(東マ)11年9月期連結業績は、先に上方修正した通期業績予想に向けて順調に推移している。こうした状況を踏まえ、国内での事業体勢を整えるとともに、今後の成長戦略として「国内リソースを有効に活用した」事業展開に向け海外進出に踏み切った。[写真拡大]
■「国内リソース有効活用」スピード重視の事業展開目指す
インタースペース <2122> の11年9月期連結業績は、先に上方修正した通期業績予想に向けて順調に推移している。こうした状況を踏まえ、国内での事業体勢を整えるとともに、今後の成長戦略として「国内リソースを有効に活用した」事業展開に向け海外進出に踏み切った。
同社は、国内では前四半期末に連結子会社「ガールズオークション」を譲渡に続き、今四半期も連結子会社であるオニオン新聞社の全株式をネクストソサエティ株式会社に譲渡(8月15日付)、成長性の高いマーケットでの事業展開に絞り、体質強化を図っているが、更なる成長戦略として欠くことのできない海外展開として、5月に北京市に駐在員事務所を開設、7月には北京博洛密網絡科技有限公司と業務提携を行い、スピードを重視した事業展開をめざす。
■ソーシャルメディア&アフィリエイトの連携強化し急成長市場へ挑む
現在中国のスマートフォンは、月間平均1000万台ベースで契約台数が増加していると見られ、今後スマートフォン(3G端末)市場の急速な成長と広告市場の拡大が予測されている。
同社は、ソーシャルメディア、アフィリエイトの連携を強化し、北京博洛密網絡科技有限公司と「アフィリエイト広告、純広告、プロモーション」など幅広い分野で提携し、急速に拡大するスマートフォンなどの広告市場でのシェア確保と、中国国内のプロモーション環境の提供に取り組む。
駐在員事務所の役割は、中国国内のプロモーション環境を整え、拡大を続ける広告市場に切り込んでいくとみられるが、さらに、アジア地域をターゲットとした市場調査も視野に入れ、中国を中心とした成長性のあるマーケットでのより幅広いサービス提供の可能性も調査することになろう。
■3Q:「moregames」連結で5四半期連続増収
第3四半期は、既存事業が好調に加え、子会社「moregames」の連結で売上高が伸長し、5四半期連続増収を達成した。当期は、新たな市場環境に対応するため、エンジニア職の採用を強化、基幹システムの運用基盤を構築、安定収益基盤を確保した。
第3四半期の事業別動向は、「アフィリエイト事業」はモバイル向けが金融・保険の伸びと、「コンテンツ」ジャンルが好調であった。PC、モバイル両事業とも、スマートフォン向けサービスを強化、特にモバイルでは、店舗向けサービス拡充、アフィリエイト主軸の広告商材の提案強化を実施した。
稼動広告主数(6,389件)、登録パートナー数(292千件)が共に伸びたのは、登録パートナーの獲得強化、新規クライアントの拡充への取組が大きく寄与した。
また、新しい取り組みとして、アプリ開発業者、コンテンツプロバイダー向けサービス提供を開始し、スマートフォン向けアプリ、サイトの集客・収益化のサポートに取り組んだ。
「メディア・コンテンツ事業」では、コンテンツ・ソーシャルメディア販売が大きく寄与した。メディア・コンテンツについては、前四半期末3月リリースの「予言者バラートクラーラ真実の啓示」が、GREE Platformの占い・診断カテゴリーで5月から12週間連続1位となり優秀賞を受賞した。
ソーシャルメディアでは、6月に萌え系恋愛ゲーム「マジカ★マジカ」Andoroid 版「マジカ★Touch!」(6/1)、恋愛アドベンチャー「鬼灯」Andoroid版の2本を配信した。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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