【株式市場】ユーロ安の再燃に警戒広がり自動車株は軒並みジリ安

2011年8月12日 15:40

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

12日後場の東京株式市場は、模様眺め。円相場が対ユーロで午前中の109円台から108円台の円高になり、ユーロ安再燃の警戒感が広がった。

12日後場の東京株式市場は、模様眺め。円相場が対ユーロで午前中の109円台から108円台の円高になり、ユーロ安再燃の警戒感が広がった。[写真拡大]

■自己株取得のキヤノンは後場も高い

  12日後場の東京株式市場は、模様眺め。円相場が対ユーロで午前中の109円台から108円台の円高になり、ユーロ安再燃の警戒感が広がった。自動車株が軒並みジリ安となり、トヨタ自動車 <7203> も年初来の安値。なかで、材料株や好決算銘柄の物色は活発で、今期2度目の自己株取得を発表したキヤノン <7751> は東証1部の売買代金1位で5.6%高。東証1部の値上がり銘柄数は677銘柄(約41%)だった。

  日経平均は小反落。朝方は9070円27銭(88円33銭高)まで上げ、小反発だったものの、後場は小甘い水準で小動きとなり、大引けは8963円72銭(18円22銭安)。

  東証1部の出来高概算は20億293万株、売買代金は1兆4327億円。1部上場1669銘柄のうち、値上がり銘柄数は677(前引けは765)銘柄、値下がり銘柄数は838(前引けは721)銘柄。

  また、東証33業種別指数は13業種(前引けは14業種)が値上りし、値上がり率上位の業種は、鉱業、医薬品、小売り、情報・通信、陸運、倉庫・運輸、卸売り、銀行、金属製品、など。

  一方、値下がり率上位は、ゴム製品、海運、不動産、その他製品、輸送用機器、空運、パルプ・紙、などだった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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