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東洋建設:ケニアで東アフリカ最大規模のコンテナターミナルを受注
■受注金額は約209億円、工期は48ヶ月
海洋土木の東洋建設 <1890> は、8日にケニア共和国ケニア港湾公社発注のモンバサ港開発事業のうち、「パッケージ1 モンバサ港コンテナターミナル建設工事」を単独受注したことを発表した。
受注金額は約209億円、工期は48ヶ月で、ケニア共和国のみならず東アフリカ最大規模の港湾工事となる。
この事業は、日本政府が国際協力機構(JICA)を通じて供与する円借款により実施され、本邦技術活用条件の適用を受け、軟弱地盤対策等日本の高い港湾建設技術が要求されるもの。
モンバサ港は、インド洋に面する入り江を利用したケニア唯一の国際貿易港であり、同国だけでなく、ウガンダやルワンダなどの近隣内陸国を含む東アフリカ地域全体の経済発展を支える重要な港。
■成長を持続するためにも、物流拠点たるモンバサ港の能力アップは重要な施策
近年、東アフリカ地域の経済成長は目覚ましく、これに伴ってコンテナ貨物量の増加も顕著となっており、2010年に70万TEU(20フィートコンテナ換算)であった同港におけるコンテナ貨物取扱量は、2015年には967万TEUに達すると見込まれている。この成長を持続するためにも、物流拠点たるモンバサ港の能力アップは重要な施策と位置付けられ、JAICAを通じて日本政府による支援として実施されるのがこの事業である。
主な工事内容は、水深―11メートル延長210メートルの桟橋式No.20岸壁、水深ー15メートル延長350メートルの桟橋式No.21岸壁、水深―4.5メートル延長283メートルの重力式岸壁、埋立工及び地盤改良工を含む約50ヘクタールのコンテナヤードの造成、アクセス道路、軌道、建屋15棟を建設する。この工事により新に年間45万TEUのコンテナ受け入れ能力の向上が見込まれる。
■同社にとってアフリカ第1号受注案件
またこの工事においては、建設工事に伴う労働者流入によるエイズの感染拡大を防ぐため、現地NGO等と協力し、建設工事従事者、発注機関職員、地域住民などを対象に、啓蒙のためのセミナー開催や発注機関医療部門の能力強化などを行うなど、非常に社会貢献度の高い工事でもある。
本件は、同社にとってアフリカ第1号受注案件となる。今回の受注は、価格のみならず同社の技術と施工実績が高く評価されたものである。また、この工事を通じて、日本の高い港湾建設技術を同国関係者に移転することになる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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