【チャート・ワンコメント】第１四半期黒字転換の伊藤ハム底堅い、下値不安なく中期狙い

■日足チャート・ワンコメント

　　伊藤ハム <2284> の８日（月）終値は２円安の２９５円、安値は２９４円まであった。日足チャートは、６月１６日につけた高値３４５円からの調整場面。去る、８月３日には今年４月１８日以来の３００円台割れとなったものの、３月につけた年初来安値２５１円に対しては２割近く上にあり堅調といえる。

　　８日（月）１５時に第１四半期（４～６月）決算を発表。前年同期比０．８％増収、営業利益は前年同期の赤字から黒字に転換した。「アジアの中で最も信頼される食肉加工メーカーになる」という目標を掲げ取組んでいる。

　　今３月期は従来予想を据え置いた。前期比０．４％減収、営業利益２．４倍、１株利益１６．６円の見通し。配当は年３円の予定。

　　利益の伸びは大きいものの１株利益及び配当面からの割安感はそれほどない。下値不安はないので中期狙いなら仕込み水準だろう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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