スターティア:第1四半期連結業績の売上高は前年同期比16.7%増

2011年8月7日 17:32

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■継続的な収入が得られるストック型ビジネスの比重は強まる

  スターティア <3393> は、5日に今12年3月期第1四半期連結業績を発表した。

  売上高は1,027百万円(前年同期比16.7%増)、営業利益△67百万円(前年同期△41百万円)、経常利益△68百万円(同△44百万円)、純利益△45百万円(同△45百万円)であった。

  同社は、目先の利益だけに囚われない中長期に亘る継続的な利益基盤構築に向けて、事業ごとの収益性や成長性を分析し、将来においてどの事業に経営資源を配分するか判断し、サービス提供を通じて継続的な収入が得られるストック型ビジネスへ大きくシフトさせ、更にその比重を強めている。

■ActiBookの導入社数は累計1,160社にまで伸び、好調に推移

  事業別の概況と業績に関しては、ウェブソリューション関連事業では、電子ブック作成ソフト「Actibook」や「Digit@Link CMS」を始めとしたWebアプリケーションの企画、開発、販売に留まらず、Web制作やアクセスアップコンサルティング、システムの受託開発・カスタマイズといった顧客の売上増大や業務効率アップを目的としたWebアプリケーションに関するトータルソリューションを提供。特にActiBookに関して、基本機能改善やiPhone・iPad対応以外にもAndroid対応の開発を進めたことでワンオーサリングマルチデバイス(一度の操作でPC、iPhone、iPad、Android搭載のスマートフォンに対応した電子ブックの作成が可能)を期待する印刷会社を中心に導入が進み、好調に推移した。また、セブン-イレブンに置かれている富士ゼロックスの「ネットプリント」に、ActiBookが採用されるなど、積極的な開発だけでなく展示・説明会やセミナーなどで集客を行った結果、ActiBookの導入社数は累計1,160社にまで伸び、好調に推移。その結果、ウェブソリューション関連事業の売上高207百万円(前年同四半期比57.7%増)、セグメント損失(営業損失)2百万円となった。

■ネットワーク機器レンタルサービス「マネージドゲート」が堅調に顧客数を伸ばす

  ネットワークソリューション関連事業は、継続強化しているマネージドサービスに注力し事業活動を行った。ネットワーク関連機器は、企業の設備投資意欲の鈍化が続くなか、ネットワーク関連のハードウェア販売が大きく減少し、ISP回線の取次において苦戦した結果となったが、ネットワーク機器レンタルサービス「マネージドゲート」が堅調に顧客数を伸ばした。ホスティングサービスに関しては、震災等の影響もありITアウトソーシングサービスのニーズが堅調に高まる市場を受けて、柔軟なサービス提供と新規顧客開拓を強化した結果、専用サーバーサービスと、SaaS型インターネットファイルサーバー「セキュアSamba」が堅調に顧客数を伸ばし、ストック型サービス基盤が大きく成長。その結果、ネットワークソリューション関連事業の売上高は316百万円(同12.1%増)、セグメント利益10百万円(同94.6%増)となった。

■複合機に係る売上高は前年同四半期比で約1.4倍となり好調に累積稼動台数を伸ばす

  ビジネスソリューション関連事業においては、複合機の自社メンテナンスエリア内における販売強化を最優先課題とし、これまで商材別に分けてあった組織から、営業効率の強化や営業組織を販売手法別に再編した。震災の影響によりメーカーからのビジネスホンの供給が不足するなどの状況もあり、エリア内の新規顧客の獲得、ビジネスホンと複合機の同時販売強化を実施すると共に、引き続き技術部門の作業の効率化を図っているが、販売部門は低迷している。複合機販売に関しては、カラー機販売の強化を行い、複合機に係る売上高は前年同四半期比で約1.4倍となり非常に好調に累積稼動台数を伸ばした。ソフトバンクテレコムが提供する電話サービスである、おとくラインの受付案内、登録作業、現地調査等の加入に必要な手続きをソフトバンクテレコムパートナーズに代わって行う回線接続受付に関しては、前期割れとなった。その結果、売上高504百万円(同7.9%増)、セグメント損失66百万円(前年同四半期42百万円)であった。

  今通期業績予想は、売上高4,700百万円(前期比17.5%増)、営業利益400百万円(同46.4%増)、経常利益400百万円(同43.8%増)、純利益200百万円(同54.5%増)と大幅増収増益を見込む。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【相場展望】世界の金融市場混乱を警戒し神経質な展開を想定、手控えムードも強まる(2011/08/07)
【外国為替市場展望:ドル・円相場】S&Pの米国債格付け引き下げで世界金融市場の混乱を警戒(2011/08/07)
株式評論家・犬丸正寛の『時を買え投資法』で着実に稼ぐ、メールマガジン創刊!シンプルに的確に注目銘柄を紹介(2011/06/08)
プロの記者が急騰銘柄を徹底予想!日刊株式投資情報新聞(無料)メルマガ登録受付中!(2011/06/08)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事