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クレスコ:ソフトウェア開発事業において主力の金融分野の案件が増加
■グループ連携による営業活動の強化、新たなサービスメニューの開発に取り組む
クレスコ <4674> は、8月5日に今12年3月期第1四半期連結業績を発表した。
売上高3,892百万円(前年同期比0.8%増)、営業利益164百万円(同5.19倍)、経常利益199百万円(同2.13倍)、純利益93百万円(同3.7%増)と増収増益となった。
純利益の伸びが、営業利益、経常利益の伸びに比較して小さいのは、前期にあった投資有価証券売却益の影響。
同社では、グループのマーケットにおける案件の発生数や受注の状況からも、IT需要は本来の勢いが戻るまでにはもう少し時間がかかるものと見ている。
当期の事業環境は震災を発端とした多くの懸念事項を抱えているが、今期は次世代クレスコの創生に向けた重要な1年と位置づけ、「顧客創造」を基本方針に掲げて、グループ連携による営業活動の強化、新たなサービスメニューの開発に取り組んでいる。
具体的には、営業部門を拡充するために、営業専任者の増員、営業統括部を設置した。次に、グループ本部を設置し、グループ戦略として、営業活動・広報活動の支援、コンプライアンスの強化を行っている。また、擬似カンパニー制を強化し、営業利益ベースでの業績評価、部門裁量の拡大を実施している。更に、政策予算を確保し、人材採用、開発・営業支援を行い、グループ活動の強化に努めている。一方で、モバイルへの取組みを進め、スマートデバイス等、新メディアへの積極対応を行っている。
■ソフトウェア開発事業は増収増益
セグメント別の概況と業績は、ソフトウェア開発事業の売上高は、3,227百万円(前年期比6.3%増)となり、セグメント利益(営業利益)は、272百万円(同88.8%増)。業種別の売上高を比較すると、主力の金融分野は銀行及び保険業の案件が増加し、前年同期を274百万円上回った。公共サービス分野は、6百万円上回った。流通・その他の分野は、90百万円下回った。
組込型ソフトウェア開発事業の売上高は、642百万円(同21.2%減)となり、セグメント利益(営業利益)は、73百万円(同22.7%減)となった。製品別の売上高は、通信システム分野は、通信端末の開発案件が減少し、前年同期を72百万円下回った。カーエレクトロニクス分野では車載関連の案件が減少し、155百万円下回った。情報家電等、その他組込型分野は、55百万円上回った。
商品・製品販売事業等その他の売上高は、22百万円(同2.24倍)となり、セグメント損失(営業損失)は、15百万円(前年同期24百万円)。
今通期連結業績予想は、売上高16,500百万円(前期比5.0%増)、営業利益980百万円(同19.0%増)、経常利益1,130百万円(同7.5%増)、純利益600百万円(同2.2%減)を見込んでいる。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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