ツクイ:第1四半期業績は2ケタ増収大幅増益

2011年8月5日 10:18

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■月間の利用者数は毎月過去最高を更新

  介護事業大手のツクイ <2398> は、4日の引け後に今12年3月期第1四半期業績を発表した。

  売上高11,737百万円(前年同期比11.8%増)、営業利益711百万円(同71.6%増)、経常利益890百万円(同56.1%増)、純利益469百万円(同65.4%増)と2ケタ増収大幅増益となった。

  同社は主力事業である在宅介護事業に加えて、広く顧客のニーズに応えるため、有料老人ホーム事業、人材開発事業を展開している。また、適正な人員配置および事業の運営と既存施設の利用率・入居率改善の取り組み等により、長期にわたる持続的な成長を目指す経営を行っている。第1四半期末における事業所数は、47都道府県516ヵ所となっている。

  顧客満足度調査で、業界トップであることから、月間の利用者数は毎月過去最高を更新している。

  セグメント毎の事業状況は、在宅介護事業については、デイサービスセンター9ヵ所の新設、既存グループホーム等12ヵ所の単独事業所化(事業所数の増加)を行った。また、営業活動を強化して利用者の確保に努め、これまでに開設いたしましたデイサービスセンターの利用率を引き上げる等収益改善に取り組んだ。その結果、在宅介護事業の売上高は9,007百万円、経常利益は873百万円となった。

■5月に町田市に168床の介護付有料老人ホームを開設

  老人ホーム事業は、11年5月に東京都町田市に168床の介護付有料老人ホームを開設した。当該施設の開設時の諸費用の計上があったものの、既存施設を含め新規入居者の確保が順調に推移した結果、有料老人ホーム事業の売上高は1,688百万円、経常利益は29百万円となった。今後も引き続き営業活動有料を強化して入居者の確保に努め、有料老人ホームの入居率引き上げに注力し、収益改善に取り組むとしている。

  人材開発事業に関しては、雇用環境の悪化から派遣売上が落ち込み、人材開発事業の売上高は1,041百万円、経常損失は12百万円となった。人的資源および経営資源を集約して経営の効率化を図るため、18カ所の支店の統廃合を行っている。今後も有料職業紹介事業へのシフトを加速させるとともに、更なる経営の効率化を図り、収益改善に努める方針。

  通期業績予想は、売上高49,334百万円(前期比10.6%増)、営業利益3,431百万円(同65.9%増)、経常利益4,068百万円(同46.9%増)、純利益2,133百万円(同56.3%増)と増収大幅増益を見込む。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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