【チャート・ワンコメント】「統合」報の菱重工反発、モミ合いに戻る、正式発表で４００円台も

■日足チャート・ワンコメント

　　経営統合と決算発表の三菱重工業 <7011> の４日（木）終値は１２円高の３６１円、高値は３６８円まであった。日足チャートは、概ね、高値圏でのモミ合いが続いている。３日（水）には下放れかけたが、経営統合が伝わった４日は反発して、もちこたえ元のモミ合いに戻った。

　　４日は朝一番で日立製作所 <6501> との経営統合が報じられた。そして、４日１７時には第１四半期（４～６月）決算を発表した。前年同期比７．６％減収、営業利益１．０％減益。今３月期通期は従来予想を据え置き、前期比１．９％減収、営業利益８．７％増益、純益１６．２％増益の見通し。１株利益１０．４円、配当は年６円（前期年４円）の予定。

　　年初来高値は震災発生後につけた６月３日の３９９円。ＬＮＧタービンなどが注目された。日立との統合話は正式に発表されたものではないものの、今後、息の長い材料として注目されるだろう。正式発表時点で高値を更新し４００円に乗せることも予想される。下値は仕込んで待ちたい。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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