関連記事
日立・三菱電・三菱重が「水力発電」の共同事業発表!「経営統合」の話は霧の中?
■今朝は「経営統合」の観測が飛び交い活況高
日立製作所 <6501> と三菱電機 <6503> 、三菱重工業 <7011> の3社は4日の夕方、水力発電システム事業を行なう共同出資会社の設立と出資比率を発表。3受け皿会社のエイチエム水力(株)をこの10月1日付けで「日立三菱水力(株)」に商号変更し、資本金20億円、出資比率は日立製作所50%、三菱電機30%、三菱重工業20%とした。
■株価材料としては期待続く
本日は、日立製作所と三菱重工業の経営統合観測が早朝のTVニュースや大手経済紙で伝えられ、株価は大きく反応。日立製作所は東証1部の売買代金1位・出来高2位となり1.7%高の471円(8円高)。また、三菱重工業は売買代金6位・出来高3位となって3.4%高の361円(12円高)となった。しかし、両社は朝9時の東証IR開示で、「そのような事実はありません」(日立製作所)、「当社の発表ではなく(中略)合意する事実もありません」(三菱重工業)と発表。
■待望の「経営統合」の話は霧の中?
本日16時の段階では、各社の「水力発電システム事業」を統合する共同出資会社の発表は出たものの、待望の「経営統合」の話は霧の中で、宙ぶらりんの状態。市場関係者の中には、水力発電も株価にとっては好材料ではあるものの、これがネタ元だったとしたら、随分と小粒な材料になってしまうと落胆する様子もある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【チャート・ワンコメント】「統合」報の菱重工反発、モミ合いに戻る、正式発表で400円台も(2011/07/25)
・【読者と一問一答】米債務引上決定なのにNYダウはなぜ急落か?(2011/08/03)
・急ぎの順張り、ゆるりの逆張り=犬丸正寛の相場格言(2011/07/25)
・相場経験者は孤独を愛す=犬丸正寛の相場格言(2011/07/15)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
