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【注目の決算発表】日本触媒は1Q好決算発表で割安株買いが再燃し高値再肉薄
日本触媒 <4114> は4日、48円高の1075円まで上げて40円高の1067円と3日ぶりに急反発し、5月11日につけた年初来高値1100円に再肉薄した。3日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算を発表、7月25日に上方修正した2Q業績に対して順調な利益進捗率を示したことから、割安修正買いが再燃した。
1Q業績は、前年同期比18%増収、37%経常増益、92%純益増益と続伸し、2Q業績対比の利益進捗率も、各57%と目安の50%をオーバーした。
アクリル酸、アクリル酸エステルの販売数量は横ばいとなったが、世界的な需給逼迫で市況が高騰、輸出価格が上昇して大幅増収となり、利益は、高吸水性樹脂の生産能力増強で固定費が増加したものの、増収効果と一部製品の原料価格上昇を上回る販売価格の上昇、スプレッドの拡大も寄与して大幅続伸につながった。
2Q業績は、7月25日の上方修正値を据え置き、3月通期業績も、2Q決算発表時に見直すとして期初予想を変更せず、通期純利益は165億円(前期比21%減)と見込んでいる。
株価は、東日本大震災や世界の機関投資家の運用上のベンチマークとなっているMSCI株価指数の採用銘柄からの除外などの悪材料発生時には1000円台を割って下値調整となったが、復元し2Q業績増額では1066円と上昇し年初来高値を前に撃退された。PERは13倍台と割安であり、高値抜けに再挑戦しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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