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日本製鋼所は受注好調だが通期の予想営業利益32%減を据え置く
■パイプライン用鋼管や風力発電機器など好調
原子炉容器関連で有名になった日本製鋼所 <5631> が3日の大引け後、第1四半期決算(4~6月)を発表。天然ガス田パイプライン用クラッド鋼管や風力発電機器が増加し、売上高は前年同期比38.3%増の523.7億円、営業利益は同57.5%増の76.7億円となった。産業機械事業でも樹脂製造機械やフィルム製造用をはじめとする樹脂加工機械が堅調。純利益は同93.7%増の56.1億円になった。
当四半期の受注高は545.2億円(前年同期は463.6億円)と好調で、原子力向け発電プラント用部材は停滞の一方、パイプライン用クラッド鋼管、樹脂加工機械などが堅調に推移。受注残高は2620.8億円(同2646.6億円)となった。
今12月期の予想は変更なく、売上高が前期比5.7%増の2250億円、営業利益は同31.6%減の195億円、純利益は同30.4%減の115億円。1株利益は30円98銭。
3日の株価は続落となり、終値は527円(14円安)。7月の戻り高値595円(7月7日)からやや調整色を増しており、テクニカル的には6月の安値503円(6月16日)が下支えのメドになる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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