【注目の決算発表】長府製は業績増額も利益確定売りとバリュー株買いが交錯しもみ合い

2011年8月3日 20:47

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  長府製作所 <5946> は3日、寄り付きの31円安から切り返し2円高の2102円と3日続伸して前日につけた年初来高値2108円を窺い、前引けは前日比変わらずで引けた。

  2日大引け後に今12月期第2四半期(2Q)決算の開示と同時に、今期通期業績の上方修正を発表、連続の過去最高純利益を伸ばすことから、割安修正のバリュー株買いと利益確定売りが交錯した。

  12月通期業績は、期初予想より売り上げを10億円、経常利益を11億円、純利益を6億5000万円それぞれ引き上げ、純利益は、43億円(同30%増)と前期の過去最高をさらに更新する。

  2Q利益が、給湯機器の買い替え需要が好調に推移して期初予想を10~6億円上回って着地しており、トータルコストダウンと生産効率の向上も上乗せして通期業績を上方修正した。

  株価は、東日本大震災発生で年初来安値1501円まで売られたが、電力不足関連特需思惑や今期第1四半期の好決算を手掛かりに2000円台を回復、高値を更新してきた。PERは16倍台、PBRは0.7倍と割安で、なお上値余地を示唆している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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