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【注目の決算発表】トヨタは業績上方修正も米国NYダウ大幅安響き続落
トヨタ自動車 <7203> は3日、40円安の3120円と続落した。2日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算の開示に合わせて、第2四半期累計・3月通期業績の上方修正を発表し、通期純利益が、減益転換率を縮小するが、市場コンセンサスを800億円強下回り、前日の米国市場で、NYダウが、265ドル安と急続落し、同社ADR(預託証券)も、東京市場の終値に対して26円安(円換算値)で引け、さらに為替相場も、1ドル=77円台下位の円高が続いたことも重なって利益確定売りが増勢となった。
業績修正のうち3月通期業績は、6月10日に公表した予想値より売り上げを4000億円、税引等調整前純利益を1800億円、純利益を1100億円それぞれ引き上げ、純利益は3900億円(前期比4%減)とした。
想定為替レートは、前回予想の1ドル=82円から80円、1ユーロ=115円から116円に変更したが、東日本大震災に伴うサプライチェーン(部品供給網)回復による生産回復で、自動車販売台数を6月予想の724万台から760万台(同3%増)へプラス修正することが業績を押し上げる。
株価は、東日本大震災発生で年初来安値2830円まで売られ、サプライチェーンの回復で3400円台まで底上げ、1株純資産3295円水準を固めていた。なお下値再確認が長引きそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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