【注目の決算発表】バンダイナムコHDは高値更新、2Q業績増額で売り方の買い戻し加速

2011年8月3日 20:26

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  バンダイナムコホールディングス <7832> は3日、83円高の1060円まで上げて23円高の1000円と変わらずを含めて4営業日続伸し、7月8日につけた年初来高値997円を更新した。2日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算の開示と同時に、今期第2四半期(2Q)累計業績の上方修正を発表、純利益の黒字転換幅を拡大することが売り方の買い戻しを促し買い増勢となった。

  2Q業績は、期初予想より売り上げを130億円、経常利益を35億円、純利益を27億円それぞれ引き上げ、純利益は32億円(前年同期は19億3000万円の赤字)と水面上浮上幅を拡大する。

  1Q業績が、トイホビー事業の定番キャラクター玩具やカード商材、コンテンツ事業のアミューズメント施設向け景品や映像パッケージソフト販売などの好調推移でV字回復して、すでに期初予想の2倍の利益を上げており、その分だけ上方修正した。

  3月通期業績は、今後のエンターテインメント業界の事業環境が不透明として期初予想を変更せず、純利益は、80億円(前期比4.3倍)と見込んでいる。

  株価は、東日本大震災発生で年初来安値791円まで売られ、今期純益の大幅続伸予想で年初来高値まで大きく戻し、高値調整場面では自己株式消却発表が追撃材料として好感された。投資採算的には割高だが、大幅に売り長となっている信用好取組主導で逆行高展開が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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