【注目の決算発表】任天堂は業績下方修正・減益転換に減配重なり安値更新

2011年7月29日 19:24

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  任天堂 <7974> は29日、2990円安の1万10円まで売られて急反落し、7月27日につけた年初来安値1万3770円を更新した。28日大引け後に今3月期第1四半期決算の開示と同時に、第2四半期累計・3月通期業績の下方修正と減配を発表、純利益が大きく減益転換することが響き見切売りが先行した。

  業績修正のうち3月通期業績は、期初予想より売り上げを2000億円、経常利益を1500億円、純利益を900億円各ダウンさせたもので、純利益は、200億円(前期比74%減)と落ち込む。

  1Q業績が、想定を上回る円高や「ニンテンドー3DS」のハード、ソフトの販売伸び悩みなどから連続経常赤字で着地し、「ニンテンドー3DS」の希望小売価格を8月1日に現行の2万5000円から1万5000円に値下げすることが要因となる。

  配当は、第2四半期の配当を見送り、期末配当を400円から100円に引き下げ、年間100円(前期実績450円)に減配する。

  株価は、今期増益転換予想業績が市場コンセンサスを下回るとして下値フシの2万円大々台を割り、3DSの販売伸び悩みを売り安値追いを続けてきた。なお下値確認が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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