【注目の決算発表】ソニーは業績下方修正で市場コンセンサスを下回り安値肉薄

2011年7月29日 19:23

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ソニー <6758> は29日、66円安の1947円と3日続落し、6月21日につけた年初来安値1911円に肉薄した。28日大引け後に今3月期第1四半期決算の開示に合わせて、3月通期業績の下方修正を発表、市場コンセンサスを下回ることから売り増勢となった。

  3月通期業績は、期初予想より売り上げを3000億円引き下げ、営業利益と税引前利益を据え置き、純利益を200億円引き下げたもので、純利益は、600億円(前期は2595億8500万円の赤字)と黒字転換幅を縮め、市場コンセンサスを300億円弱下回る。

  コンスーマープロダクツ&サービス分野で液晶テレビ販売数量が想定を下回り、第2四半期以降の前提為替レートを期初の1ドル=83円前後を80円前後と円高方向で見直した(1ユーロは期初予想通り115円前後)ことが要因となる。

  株価は、今年5月の決算発表で今期の純益黒字転換幅が市場コンセンサスを下回ったが悪材料出尽くしとして、年初来安値1911円から2226円まで底上げ、ほぼ往って来いの調整を続けている。下値模索が長引きそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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