【株式市場】円相場の高どまりなどで手控えられ7日ぶり1万円割る

2011年7月28日 17:13

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

28日後場の東京株式市場は、引き続き軟調もみ合い。円相場の高どまりに加え、香港株は反落し上海株は続落と伝えられ、一段と手控えムードが広がった。

28日後場の東京株式市場は、引き続き軟調もみ合い。円相場の高どまりに加え、香港株は反落し上海株は続落と伝えられ、一段と手控えムードが広がった。[写真拡大]

■東京電力は波乱の末反発

  28日後場の東京株式市場は、引き続き軟調もみ合い。円相場の高どまりに加え、香港株は反落し上海株は続落と伝えられ、一段と手控えムードが広がった。民主党の馬渕前国交相が代表選に出馬と伝えられたことで、次の補正予算編成への影響を懸念する様子もあった。引き続き大手商社、精密機器、自動車など、輸出関連の主力銘柄を中心に軟調。なかで、好決算を発表した銘柄を選別物色する動きは活発。東京電力 <9501> は前場乱高下となり、一時7月7日以来の400円割れに陥ったものの、大引けは4.9%高で5日ぶりの反発となり出来高・売買代金とも1位。東証1部の値上がり銘柄数は278銘柄(約17%)だった。

  日経平均は続落。後場は9853円85銭(193円34銭安)まで下げ、大引けは9901円35銭(145円84銭安)。終値としては7月19日以来7売買日ぶりの1万円割れとなった。

  東証1部の出来高概算は17億9526万株、売買代金は1兆1799億円。1部上場1671銘柄のうち、値上がり銘柄数は278(前引けは199)銘柄、値下がり銘柄数は1288(前引けは1362)銘柄。

  また、東証33業種別指数で高い業種は1業種(前引けは2業種)にとどまり、電力・ガスのみ。値下がり率の低い業種は、ゴム製品、その他製品、食料品、空運、精密機器、医薬品、建設、電気機器、など。値下がり率上位の業種は、鉄鋼、石油・石炭、鉱業、保険、輸送用機器、非鉄金属、ガラス・土石、情報・通信、陸運、証券・商品先物、小売り、サービス、倉庫・運輸、などだった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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