【外国為替市場を検証:ドル・円相場】小動きながらドル安・円高方向

2011年7月23日 19:13

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【外国為替市場フラッシュ:7月18日~22日の週】

■一時1ドル=78円20銭台に円が上昇

  7月18日~22日の週の外国為替市場(18日の日本市場は休場)で、ドル・円相場は一時1ドル=78円20銭台に円が上昇し、3月17日以来のドル安・円高水準となった。欧州ソブリンリスク拡大に対する警戒感、米連邦債務上限引き上げ問題を巡る協議の不透明感で、ドル売り・円買いが優勢になった。

  ドル・円相場の1週間の動きを振り返ってみよう。前週末15日は、東京市場、海外市場ともに、概ね1ドル=79円台前半の小幅レンジでモミ合う展開だった。この流れを受けて18日の海外市場でも、欧州ソブリンリスク拡大や米連邦債務上限引き上げ問題を巡る協議難航に対する警戒感が強く、1ドル=79円近辺で小動きだった。

  19日の東京市場でも動意薄となり、概ね1ドル=78円90銭台~79円10銭台の狭いレンジで小動きだった。19日の海外市場では、1ドル=79円近辺でモミ合った後、米連邦債務上限引き上げ問題で協議に進展があったとして、ドル買いがやや優勢となって1ドル=79円20銭台に円が下落した。

  20日の東京市場では、1ドル=78円90銭近辺~79円30銭近辺で推移した。ドル買いが一巡してモミ合った後、午後に入ると円買いがやや優勢になるなど、方向感に欠ける展開だった。20日の海外市場では、1ドル=78円70銭台~90銭台近辺で小動きだったが、米連邦債務上限引き上げ問題を警戒して、ドル売り・円買いがやや優勢だった。

  21日の東京市場では、1ドル=78円60銭近辺~79円00銭近辺でモミ合う展開だった。日本の6月貿易統計で貿易収支が3カ月ぶりに黒字に転じたが反応薄だった。21日の海外市場では、1ドル=78円台後半でモミ合った後、1ドル=78円30銭近辺に円が上昇した。ユーロに対してドルが売られる流れが波及した。

  22日は、早朝時間帯に一時1ドル=78円20銭台に円が上昇し、その後東京市場では、1ドル=78円40銭台~70銭台で小動きとなった。22日の海外市場では、米連邦債務引き上げ問題に対する警戒感で一時1ドル=78円20銭台に円が上昇した。その後は様子見ムードが強まり、1ドル=78円台半ばでモミ合う展開となった。

  ドル・円相場については、引き続き小動きだが、ギリシャのデフォルト(債務不履行)懸念など欧州ソブリンリスク拡大に対する警戒感、米連邦債務上限引き上げ問題を巡る協議難航などで、ややドル安・円高方向の1週間だった。欧州ソブリンリスクについては、21日のユーロ圏緊急首脳会議で、ギリシャに対する第2次支援策や欧州金融安定基金(EFSF)の機能拡充を決定したため、当面の警戒感が和らいだ。また米主要企業の4~6月期決算発表がほぼ一巡した。したがって当面の焦点は、8月2日を期限とする米連邦債務上限引き上げ問題を巡る協議となるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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