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【相場展望】スピード調整継続の余地だが、4~6月期決算発表前に期待先行の動きも
【株式市場フューチャー:7月18日~22日の株式市場見通し】
■上値を目指す可能性が高い
来週(7月18日~22日)(18日の日本市場は休場)の株式市場では、短期的な過熱感に対するスピード調整の余地を残しているが、底堅い展開を想定する。米国株式市場の状況次第では、4~6月期決算発表や業績見通しの上方修正を期待先行で織り込む動きもみられそうだ。
3連休明け19日の日本株式市場は、前日18日の米国株式市場や外国為替市場次第だが、米国では主要企業の4~6月期決算発表で、市場予想を上回る好決算が相次いでいる。経済指標には低調なものもあり、強弱材料が交錯する形だが、米国景気の先行きに対する過度な警戒感は和らぎ始めている。
また欧州ソブリンリスクの拡大に対する警戒感も、前週末にイタリア議会で緊縮財政案が承認され、欧州主要金融機関91行に対するストレステストの結果も、不合格が8行と市場予想の範囲内にとどまった。ストレステストは前提シナリオの面で信認回復には不十分という指摘も多いが、イベントを通過したことで一定の安心感につながるだろう。外国為替市場で円高進行に一服感が強まれば、日本株式市場によって下支え要因となる。
テクニカル面で見ると日経平均株価は、200日移動平均線(15日現在で9901円56銭)が下値支持線として意識されており、当面の下値圧力は小さいだろう。また、25日移動平均線との乖離率はプラス2.25%と、前週末8日時点のプラス5.05%から縮小し、過熱感は和らいでいる。ただし、騰落レシオ(25日移動平均)は129.8%と依然として高水準だけに、短期的なスピード調整も必要だろう。
米国の主要企業の決算発表では、19日の米アップル、20日の米インテルが、日本のハイテク関連や半導体関連への影響も大きいだけに、注目材料となるだろう。国内主要企業の業績に関しても、4~6月期および7~9月期の回復が想定以上の模様であり、電力制約の影響などに注意が必要だが、期初時点では慎重な見通しを公表している企業が多いだけに、通期見通し上方修正の可能性は高いだろう。このため、7月下旬から本格化する4~6月期決算発表の前に、上方修正を期待先行で織り込む動きも見られるだろう。
世界的なリスク回避姿勢に対する警戒感は根強いが、全体としては弱材料が出尽くし、過度な警戒感が後退して地合いは改善している。短期的なスピード調整の動きが一巡すれば、好業績銘柄の物色や出遅れ感の強いセクターの買い戻しで、相場全体が押し上げられて上値を目指す可能性が高いだろう。
■注目スケジュール
来週の注目スケジュールとしては、国内では、19日の全国百貨店売上高、20日の5月景気動向指数CI確報値、コンビニエンスストア売上高、21日の6月おおよび11年上半期貿易統計、22日のスーパーマーケット売上高などがあるだろう。なお18日は「海の日」で休場となる。
海外では、18日の5月対米証券投資、米7月住宅建設業者指数、19日の豪中銀理事会議事録、独7月景気期待指数、米6月住宅着工件数、米週間チェーンストア売上高、米週間レッドブック大規模小売店売上高、北米6月半導体BBレシオ、カナダ中銀金利発表、ブラジル中銀金融政策決定会合(20日まで)、20日の独6月生産者物価指数、米6月中古住宅販売、米住宅ローン借り換え申請指数、ブラジル中銀金融政策決定会合(最終日)、21日のユーロ圏5月経常収支、ユーロ圏7月総合・製造業・サービス部門PMI速報値、ECB理事会(金利発表なし)、米5月住宅価格指数、米6月景気先行指数(コンファレンス・ボード)、米7月フィラデルフィア地区連銀業況指数、米新規失業保険申請件数、22日のユーロ圏5月鉱工業受注、独7月IFO業況指数などがあるだろう。
米主要企業の決算発表としては、18日のIBM、19日のバンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス、アップル、20日のインテル、21日のマイクロソフトなどがあるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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