住友商事、トルコで地熱発電所向け蒸気タービンを受注

2011年7月14日 12:58

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住友商事が富士電機製の蒸気タービン・発電機を受注したクズルデレ地熱発電所の地理関係を示す図。

住友商事が富士電機製の蒸気タービン・発電機を受注したクズルデレ地熱発電所の地理関係を示す図。[写真拡大]

 住友商事は14日、トルコの新興財閥傘下Zorlu Energy(ゾルルエナジー)が増設を計画する地熱発電所向けに60MWの富士電機製の蒸気タービン・発電機を受注したと発表した。

 ゾルルエナジーは、総事業費約2億米ドルを投じて、新規に60MWの地熱発電所を増設する計画。20MWの既設発電所と合わせて80MWとなるが、地熱発電所としては中東最大規模という。

 同発電所は、トルコのアナトリア西部に位置する。1984年に同国初の地熱発電所として国営電力会社Turkish Electricity Authorityが開発し、2008年に民営化策の一環でゾルルエナジーに運営権が委譲された。

 同社によると、トルコは世界でも有数の地熱源保有国だが、これまでは低温帯での地域暖房やグリーンハウス暖房などの蒸気の直接利用が一般的で、地熱によるトルコ全体の総発電量は90MWに留まっていた。しかし、昨年から国による電力買い取りの最低保証額が大幅に引き上げられたほか、政府が2015年までに地熱発電容量を550MWまで引き上げる目標を掲げており、今後開発が進められていく見通し。

 住友商事は、これまでインドネシアやニュジーランドなどで地熱発電プロジェクトを手掛けてきたが、今後さらに地域を広げ、トルコを含めた世界各地で地熱発電の開発促進や設備納入を目指し注力していくとしている。

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