【銘柄診断】日本ＥＲＩは落ち安値から急続伸、決算発表を先取り下げ過ぎ訂正買い

　　日本ＥＲＩ <2419> は、７０円高の９９８円まで上げて急続伸し、後場も高値圏で推移し６月１０につけた株式分割権利落ち後安値９０４円から底上げしている。

　　７月１５日予定の５月期決算発表を先取りして東日本大震災関連の割安株買いが再燃しており、株式分割とともに６月１日から単元株式数が１００株に変更されたことも、売買高拡大をサポートしている。

　　同社の２０１１年５月期業績は、昨年９月、１２月と２回上方修正され、純利益は、６億６７００万円（前期比２３％増）と連続して過去最高を更新し、配当も２回増配され６５００円と５期ぶりの復配幅を拡大する。

　　新設住宅着工件数の回復で、確認検査業務、住宅性能評価業務などが増勢となり、シェアを伸ばしたことが業績を押し上げた。東日本大震災発生の影響で同社の耐震改修計画・判定業務が好展開、５月期業績の上ぶれ着地思惑が高まるとともに、２０１２年５月期業績の続伸期待につながっている。

　　株価は、株式分割権利をスンナリ落とし、落ち妥当値固めから落ち安値まで下ぶれた。なおＰＥＲ１１倍台の割安修正が続こう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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