【銘柄診断】ドワンゴは2Q業績上方修正で減益転換率縮小も続落

2011年4月27日 18:44

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

★減益転換率を縮小

  ドワンゴ <3715> は27日、1万5400円高の23万1000円まで買われたが、終値は1100円安の21万4500円と続落した。

  26日大引け後に今9月期第2四半期(2Q)業績の上方修正を発表、減益転換率を縮小する。2Q業績は、期初予想より売り上げを7億3000万円引き下げたが、経常利益を4億9000万円、純利益を2億4000万円それぞれ引き上げ、純利益は、6億9000万円(前年同期比20%減)と減益転換率を縮める。

  売り上げは、着うたサイトの月額有料会員数が計画を下回り、ゲーム事業のパッケージゲームも軟調に推移して下方修正となったが、利益は、「ニコニコ動画」のプレミアム会員数が計画通りとなり広告収入も順調に推移、経費も削減し上方修正につながった。

  9月通期業績は期初予想に変更はなく、純利益は13億3000万円(前期比6%減)と見込んでいる。

  株価は、今期第1四半期の高利益進捗率業績を評価して年初来高値24万5300円をつけ、東日本大震災発生で同安値14万1500円まで10万円安し、急落幅の3分の2戻し水準でもみ合っていた。投資採算的に割安感は小さいが、株不足で逆日歩のつく信用好需給主導で一段の戻りを試そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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