【銘柄診断】ベルーナは業務用食品スーパーに新規参入、今後の店舗展開に注目

2011年4月21日 17:35

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ベルーナ <9997> は大震災後の安値3月15日の408円から、4月21日には577円と震災に伴う下げをほぼ埋めきる強い動きを見せている。

  3月9日に業務用の食品スーパー「グルメプロ 上野毛店」をオープンし、新規事業に参入した。精肉やワインを中心に約4000品目を扱うが、敢えて業務用を指向することで競争力のある価格設定、包装費用などのコスト低減を図り早期に収益性を確保する意向だ。

  第1号店の販売状況を見て将来的な出店計画を策定する方針で、カタログやインターネットを通じて衣料品、家庭用品などを販売してきた同社にとって新たな展開余地が広がったことになる。3月の月次売上高は、大震災の影響により、前年同月比8.3%減となった。

  大地震による影響と思われるが、地震後の消費者の買い控えに一巡感も出ているだけに、基本的な業績向上の路線変更となるものではないようだ。ほぼ一ヶ月にわたる500円台のもみ合いを離れ上昇加速の局面を向かえそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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