【銘柄診断】アール・エス・シーは今期減額修正も最悪期は脱出の兆しを強める

2011年3月9日 19:34

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  アール・エス・シー <4664> は底値圏でのさえない展開になっている。今2011年3月期第3四半期累計決算は売上げが39億2200万円と前年同期比20%減少、営業利益は3億1600万円の損失(前年同期は900万円の黒字)となった。

  つれて今3月期通期業績は売上げ52億9200万円(前期65億5000万円)、営業損失3億7200万円(同2800万円の黒字)へ下方修正した。警備保障、設備管理、オフィスサービスなどを行う主力の「建物総合管理サービス事業」が大規模事業所の契約終了と、競争激化による官公庁物件の落札価格の低下で低迷、企業の人材サービスに対する需要も落ち込んだことなどが要因。

  ただ営業利益を四半期ベースで見ると第1、第2四半期がそれぞれ1億円強の損失、第3四半期7700万円の損失、そして第4四半期は5600万円の損失と、状況は最悪期脱出を示している。

  また、新規契約の公共サービス改革法に基づき刑事施設の業務を受注したが先行した初期費用を追って今後は収益寄与の段階を迎える見通しにある。来2012年3月期は黒字転換が有力だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
大東建託は大手証券の積極判断を受け増配を再評価し急反発(2011/03/08)
東洋紡は昨年来の安値から4日ぶり反発!公募価格決定を好感(2011/03/07)
基調と転換見極めれば株損なし=犬丸正寛の相場格言(2011/02/24)
玄人のベテラン投資家は値段より日柄を大切にする=犬丸正寛の相場格言(2011/02/24)
商いは買い手がいるうちにやれ=犬丸正寛の相場格言(2011/02/15)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事