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【銘柄診断】ぐるなびは悪材料出尽くしで一段高、展望は流動的で短期終息も
ぐるなび <2440> が大幅高に買われている。2月4日に発表された今2011年第3四半期累計決算は売上げこそ185円と前年同期比4%増を確保したが、営業利益は26億1800万円と同23%減益となった。
外食控えの傾向や低価格競争の激化で外食産業がおかれている環境は厳しい。このため主力事業の飲食店販促サービスでは加盟店舗の解約率が上昇している。
ただ、営業チーム、巡回スタッフなどによる多面的なサポートが奏功して新規受注は順調に推移していることが増収の背景。人件費の増加やサイトリニューアルなどに伴う広告宣伝費が利益を圧迫した。
通期の見通しについては売上げ262億円(前期241億円)、営業利益31億2100万円(同45億4500万円)という期初の増収減益見通しを据え置いている。サイト改良等施策を講じているが、サイト利用が活発化して店舗毎の支払い金額増加や新規店舗参加を促すには時間を要する見込み。
前2010年3月期まで大幅増益ペースできた業績はひとまず踊り場形成の段階に入ってきたようだ。株価は悪材料出尽くしとの視点で7日は一段高に買われているが、業績好転へのはっきりした兆候が見えるまでは大きな動きは難しそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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