【銘柄診断】元気寿司は1000円大台回復を前にした値固め場面

2011年1月4日 18:36

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

「すしおんど」などの郊外型回転ずし大手の元気寿司<9828>(東1)は昨年11月1日の682円をボトムに12月8日の990円まで駆け上がり、現在は1000円大台回復を前にした値固め場面。

「すしおんど」などの郊外型回転ずし大手の元気寿司<9828>(東1)は昨年11月1日の682円をボトムに12月8日の990円まで駆け上がり、現在は1000円大台回復を前にした値固め場面。[写真拡大]

■変革進む有望企業

  「すしおんど」などの郊外型回転ずし大手の元気寿司 <9828> は昨年11月1日の682円をボトムに12月8日の990円まで駆け上がり、現在は1000円大台回復を前にした値固め場面。

  消費者の節約指向のほか業界の競争激化などから2011年3月期の営業利益は当初の2億7000万円から2億円(前期1億3000万円)へ下方修正された。それを吸収して株価は戻りに転じてきたが、これは低価格型店舗「魚べい」の店舗拡大、寿司以外の新たなブランドとなる郊外型セルフ方式の讃岐うどん店釜や本舗の新規出店積極化などの経営展開を評価してのものと思われる。

  また、同業他社に先駆けてハワイに直営店をオープンさせたのを皮切りに、意欲的に海外事業に取り組んできたが、アメリカ本土での店舗展開の開始、あるいはアジア地域ではフランチャイズ方式によるチェーン展開を積極的に進めており、海外進出が評価されている。ただ、足元の利益水準からは株価は割高感が否定できない。値固め場面継続となりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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