発売2年でも進化続くPixel Buds Pro 2―機能追加の一方、実勢価格は2万円台に

2026年11月3日 19:45

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記事提供元:Tech Times

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Googleの完全ワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds Pro 2」は、2024年9月の発売以降、アダプティブ オーディオや頭のジェスチャー操作などが追加されてきた。2026年には、装着状態の変化に対応するDynamic ANCの更新も発表され、同じハードウェアの機能拡張が続いている。編集部調べで、2026年11月3日時点のオンラインでの最安価格は、人気色のPorcelainが2万6000円だ(販売ページ)。Googleストアの3万6800円と比べ、10800円(約29%)安い水準となる。

■国内の実勢価格はカラーで最大9700円の差

日本のGoogleストアでは、2026年11月3日時点の掲載価格は3万6800円で、Porcelain、Olive、Hazel、Peonyを案内している。Googleの国内発表によると、新色Oliveは2026年8月20日に発売された。

価格.comの同日時点の最安価格は、Peonyが2万7100円、Porcelainが2万8199円であるのに対し、Hazelは3万6800円とGoogleストアの掲載価格と同水準にとどまる。同じ製品でもカラーによって最大9700円の差があり、価格は販売店や在庫状況によって変動する。

国内の他社製品と比べると、同日時点のSamsungオンラインショップではGalaxy Buds4 Proが4万1250円、ソニーストアではWF-1000XM5が3万5750円と掲載されている。いずれもメーカー直販の価格であり、実勢価格で比較する場合は各製品の販売店価格も合わせて確認したい。

■装着状態に応じて調整するDynamic ANC

Googleが2026年8月に発表したDynamic ANCは、イヤーチップと耳の密着状態のわずかな変化に応じて、音声やノイズキャンセリングを自動調整する機能だ。歩行や運動などでイヤホンが動く場面でも、ノイズ低減効果を保つことを狙う。

アクティブノイズキャンセリング(ANC)は、マイクで捉えた騒音に対し、耳に届く位置で打ち消し合うような制御音を生成する技術である。イヤーチップによる遮音と電子的な制御を組み合わせるため、耳へのフィット感は音質や騒音低減に関わる要素となる。

9to5Googleは、Googleがジャンピングジャックのような運動中の使用も例に挙げたと報じている。同媒体の10月6日付報道では、Dynamic ANCを含むファームウェア更新の配信開始が伝えられた。更新はPixel Budsアプリの「その他の設定」から確認できる。

2025年9月には、アダプティブ オーディオ、頭のジェスチャー操作、周囲が騒がしい場面でのGeminiとの会話改善も発表された。アダプティブ オーディオは、周囲の状況を把握できるよう外部の音を取り込みながら、不要な大きい音を低減する機能だ。

■Tensor A1とLE Audioが担う音声処理

Pixel Buds Pro 2は、Googleがイヤホン向けに設計した独自チップ「Tensor A1」を搭載する。Googleによると、音楽再生とANCを別の処理経路に分けるマルチパス処理により、ノイズキャンセリングを動作させながら再生音の品質を保つ設計となっている。

Googleは音声処理の速さを「音速の90倍」と表現している。同社の開発解説では、外側のマイクに音が届いてから鼓膜へ進むまでの間に、低遅延で音の識別や騒音低減の処理を行う点を説明している。

通信方式はBluetooth 5.4で、GoogleのヘルプではLE Audioへの対応も案内されている。LE AudioはBluetooth Low Energyの無線を使って音声を伝送する方式で、利用には接続先の対応も必要となる。

LE Audioの必須コーデックLC3は、低いビットレートでも音質を保つことを目指した音声圧縮方式だ。Bluetooth SIGが紹介した主観評価では、160kbpsのLC3が345kbpsのSBCを上回る評価を得た。同団体は、こうした効率を電池持ちの改善や製品の小型化に活用できるとしている。

Google公表の音楽再生時間は、ANC有効時にイヤホン単体で最長8時間、ケース併用で合計最長30時間となる。ANC無効時はそれぞれ最長12時間、48時間だ。実際の駆動時間は、接続機器、利用機能、音量や使用環境などによって変わる。

■音質、装着性、日常で使う機能

Pixel Buds Pro 2は、日本では2024年9月26日に発売された。カスタム設計の11mmダイナミックドライバーと高音域用のチャンバーを備え、Googleは低音から高音まで明瞭に再生する音響設計を特徴としている。

SoundGuysによると、対応コーデックはSBC、AAC、LC3である。コーデックを重視する場合は、接続するスマートフォンとの組み合わせも選択のポイントになる。比較対象のソニーWF-1000XM5は、公式仕様でSBC、AAC、LDAC、LC3への対応を案内している。

イヤホンの重量はMサイズのイヤーチップ装着時に片側4.7gで、ケースはイヤホンを含めて65gとなる。保護等級はイヤホンがIP54、ケースがIPX4だ。固定用アーチを回して装着感を調整でき、イヤーチップはXS、S、M、Lの4サイズが付属する。

ケースはUSB-C充電とQi規格のワイヤレス充電に対応する。Googleによると、イヤホンをケースで5分間充電すれば、ANC無効時に最長1.5時間の音楽再生が可能だ。

会話検知機能を有効にすると、話し始めた際に音楽を一時停止し、外部音取り込みモードへ切り替える。マルチポイントでは2台の機器に同時接続でき、Find Hubではイヤホンやケースの呼び出し音を鳴らして探せる。

■GeminiやPixel連携は利用条件を確認

基本的な音楽再生と通話は、Bluetooth 4.0以降に対応するAndroid端末、iPhone、タブレット、パソコンなどで利用できる。AndroidではPixel Budsアプリなどを使って設定や更新を管理できるが、追加機能にはそれぞれ端末やソフトウェアの条件がある。

Googleの現行ヘルプによると、Pixel BudsでGeminiを使うにはAndroid 10以降の端末、最新のGemini・Google・Pixel Budsアプリ、Googleアカウント、インターネット接続などが必要となる。端末の標準音声アシスタントをGeminiに設定することで、ハンズフリーの操作やGemini Liveでの会話を利用できる。Gemini Liveは日本語での会話と無料利用にも対応している。

頭のジェスチャー操作では、うなずいて着信に応答し、首を左右に振って拒否できる。ヘッドトラッキング付き空間オーディオは、対応するPixelスマートフォンとコンテンツを組み合わせて使用する。頭の動きに応じて音の聞こえ方を調整し、映像を見ている方向に音場があるような体験を作る。

通話用にはビームフォーミングマイクや風の音を軽減するメッシュカバーを搭載し、クリア音声通話はPixel 8以降との組み合わせを条件としている。対応ゲームの音声遅延を抑える低遅延ゲームモードも、Pixel 8以降で利用できる機能だ。

2026年に発表されたPixel Watchとの睡眠連携では、時計が睡眠を検知すると、音楽を一時停止し、タッチ操作をオフにして通知音をミュートする。Geminiによる低音などの設定変更も追加され、音楽再生以外の操作を音声や装着中の動作で行う機能が広がっている。

■購入時の見どころ

国内の実勢価格は、Googleストアの掲載価格に対してカラーごとに大きな差がある。11月3日時点では、PeonyとPorcelainが2万円台後半で購入できる一方、Hazelはストア価格と同水準だ。色にこだわりがなければ、価格差は購入判断の材料になる。

Pixel Buds Pro 2の特徴は、ANCや会話検知に加え、Gemini、複数機器への接続、Pixel端末との連携を一つにまとめている点にある。購入を検討する際は、使っている端末で利用できる機能と、カラーや販売店ごとの価格を合わせて比較したい。

元記事: Google Pixel Buds Pro 2 Match All-Time-Low $169 on Amazon With Dynamic ANC Onboard

※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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