流山おおたかの森駅周辺商業開発、東神開発が概要を発表 21年春から順次開業

2020年10月14日 07:21

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流山おおたかの森S・C フラップスの完成イメージ(東神開発発表資料より)

流山おおたかの森S・C フラップスの完成イメージ(東神開発発表資料より)[写真拡大]

 高島屋グループの東神開発は13日、千葉県流山市のつくばエクスプレス、東武アーバンパークラインの流山おおたかの森駅周辺で開発中の3施設の名称とキーテナントを発表した。2021年春から2022年夏にかけ、順次オープンする。

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 新施設はA3街区の「流山おおたかの森S・C フラップス」、B43街区の「流山おおたかの森S・C アネックス2」、B45街区の「流山おおたかの森ガーデンズ アゼリアテラス」の3つ。フラップスが2021年春、アネックス2が2022年夏、アゼリアテラスが2021年秋の開業を予定している。

 フラップスは地上6階建て延べ約1万1,300平方メートル。1階はベーカリーカフェ併設のグローサリーストア「デイリーテーブル紀ノ國屋」、生活雑貨の「フライングタイガーコペンハーゲン」、2階は生活雑貨の「無印良品」が入居する。

 3階はアパレルや雑貨の物販ゾーン、4階は飲食ゾーン、5階は子育て世代向けのサービスフロアとする。6階はアミューズメントや玩具の「ボーネルンドあそびのせかい」が入り、物販だけでなく、室内の遊び場も提供する。

 アネックス2は地下2階地上4階建て延べ約2万500平方メートル。1階にスーパー、2、3階にインテリアや雑貨の物販店、4階にキッズ、カルチャーの店舗を入れる。地下は駐車場とする計画。

 アゼリアテラスは地上10階建て延べ約1万200平方メートル。1、2階に飲食、物販店、3、4階にクリニック、5階以上にオフィスが入居する。このほか、保育所や駐輪場も併設する予定。

 流山市は人口約20万人。年間4,000~5,000人のペースで人口増加を続け、千葉県の地方自治体で6年連続して増加率トップを維持している。特に子育て世代の流入が目立ち、年少人口の増加が著しい。

 流山おおたかの森駅周辺では2004年から土地区画整理事業で商業開発が進み、これまでに約140店が入る「流山おおたかの森S・C」、13店が入居する「TXグランドアベニューおおたかの森」などの商業施設が開業している。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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