【農研機構】大果で日持ち良好な甘ガキ新品種「つきまる」-フードロス削減と輸出拡大に期待-

プレスリリース発表元企業:国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構

配信日時: 2026-11-06 14:15:00






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「つきまる」の果実


◆ポイント
 農研機構は、10月下旬に収穫可能な、やや早生の甘ガキ新品種「つきまる」を育成し、品種登録しました。果実は400g以上と大きく、果肉は緻密でなめらかな食感があり、多汁で食味は良好です。果頂裂果の発生が少なく、常温で1か月以上日持ちします。良食味によるカキの消費拡大に加え、日持ちの良さを生かした販売期間の確保、出荷調整の自由度向上、流通・消費段階でのフードロス削減、輸出向けの利用が期待されます。

◆概要

 現在国内で広く栽培されている甘ガキは、「富有」や「次郎」とその枝変わり品種など、収穫期が11月の中晩生品種に偏っています。一方、早生の甘ガキには大果で品質良好な品種が少ないことから、大果で、早い時期から出荷でき、食味と日持ちに優れる品種の開発が求められていました。

 そこで農研機構は、中生で大果の渋ガキ「太月」に、早生で高糖度の甘ガキ「甘秋」を交配した、甘ガキの新品種「つきまる」を育成しました。「つきまる」は、育成地(広島県東広島市)では10月下旬に収穫でき、「松本早生富有」より約1週間、「富有」より約20日収穫期が早い品種です。果実は円形で大きく、果汁糖度は16~17%程度、果肉は緻密でなめらかな食感を有し、多汁で良食味です。さらに常温で30日以上日持ちし、「松本早生富有」や「富有」より日持ちが良好であることが確認されています。この日持ちの良さにより販売可能な期間を確保しやすくなり、流通・消費段階でのフードロス削減が期待できます。また、長い輸送期間を要する輸出においても、商品性を保ちやすい果実としての利用が期待されます。
 「つきまる」の苗木は日本果樹種苗協会会員の苗木業者から購入可能です。購入を希望される場合には日本果樹種苗協会までお問い合わせください。




本件に関するお問合わせ先
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