日中の架け橋を、ものづくりの力で。百年匠人、上海「RC2026」に日本の匠とともに出展

プレスリリース発表元企業:一般社団法人国際伝承工芸協会

配信日時: 2026-11-04 14:07:17

国際情勢が変化する今だからこそ、文化と技術の交流を未来へ。日本各地の伝統工芸を世界につなぐ新たな挑戦



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上海展覧センター

一般社団法人国際伝承工芸協会が展開する「百年匠人(CENTURY MASTER)」は、2026年11月19日(木)から23日(月)まで、中国・上海展覧センターで開催される国際工芸展覧会「REVELATIONS CHINA 2026(RC2026)」に出展いたします。

今回の出展には、日本各地の伝統工芸やものづくりに携わる十数社が参加予定です。52平方メートル の百年匠人ブランド展示に加え、会場中心部には、日本の伝統的な宮大工技術と現代アートを融合させた特別茶室を設置。さらに、富山県高岡市の鋳物メーカー「能作」が独立ブースを展開します。

私たちが今回の出展を通じて伝えたいのは、単に日本の優れた工芸品を紹介することだけではありません。国と国との関係がどのように変化しても、長い年月をかけて受け継がれてきた技術や文化、人と人との信頼を、次の世代へつないでいきたい。その思いを胸に、百年匠人は日本のものづくりの新たな可能性を世界に発信します。

■ なぜ今、上海なのか。文化交流を止めないという選択

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RC2024北京・百年匠人展示

近年、国際情勢や日中関係を取り巻く環境は変化を続けています。

そのような時代だからこそ、私たちは、政治や経済の動向だけでは語ることのできない、人と人との文化的なつながりの大切さを感じています。日本の伝統工芸は、何百年もの間、職人たちが技術を磨き、次の世代へと受け継ぐことで守られてきました。

一方で、後継者不足、国内市場の変化、販路の縮小など、伝統工芸を取り巻く環境は決して容易ではありません。優れた技術を持ちながらも、海外へ発信する機会を持たない工房も少なくありません。私たちは、こうした日本の匠たちが、世界の新しい市場や人々と出会う機会を増やしたいと考えています。

中国市場への挑戦も、その一つです。

中国には、日本の伝統工芸やデザイン、ものづくりに関心を持つ人々がいます。また、建築、インテリア、ホテル、アートなど、日本の工芸が新たな価値を生み出せる分野も存在しています。大切なのは、一度の展示会で商品を販売することだけではなく、長期的な信頼関係を築き、持続可能なビジネスへと発展させることです。文化に国境はありません。そして、匠の技術には、国境を越えて人の心を動かす力があります。

私たちは、その可能性を信じています。

■ 日本全国47都道府県を訪ね、72社の匠とともに

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RC2024北京・百年匠人参加したシンポジウム

百年匠人は、日本各地の伝統工芸を世界へ届けるため、全国47都道府県の産地や工房を訪ね、職人たちとの関係を築いてきました。現在、協会の会員ネットワークは72社に広がっています。和紙、漆芸、金工、染織、木工、陶磁器、ガラス、表具など、それぞれの地域で長い歴史を持つ技術と向き合いながら、私たちは一つの課題を感じてきました。

それは、優れた技術を持つことと、その技術を次の世代まで事業として継続できることは、必ずしも同じではないという現実です。伝統工芸を守るためには、技術の保存だけでなく、現代の生活に合った商品開発、デザイナーとの協業、新しい販売チャネル、そして海外市場との接点が必要です。

百年匠人は、単なる工芸品の販売ブランドではありません。「伝統工芸 × 現代デザイン × 国際市場」。この三つを結びつけ、職人が誇りを持ってものづくりを続けられる環境をつくることを目指しています。

■ RC2026上海で披露する、日本の伝統と現代の創造性

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日本特別茶室・イメージ

今回のRC2026では、日本の伝統工芸を新しい視点から紹介する三つの展示を予定しています。

1.百年匠人ブランド展示|52平方メートル
日本各地の工房や作り手による、和紙、金工、漆芸、染織、家具、屏風、現代アートなどを紹介します。作品そのものの美しさに加え、素材、技術、制作背景にある日本の美意識を伝えます。また、建築家、インテリアデザイナー、ホテル事業者、バイヤーなどとの出会いを通じて、海外での新たな活用や商品開発の可能性を探ります。

2.日本特別茶室|16平方メートル
百年匠人 × COIN PARKING DELIVERY。会場中心部には、江戸時代から続く宮大工の技術と、現代アーティスト「COIN PARKING DELIVERY」の表現を融合させた特別茶室を設置します。茶室の土台には樹齢約500年の三重県産の御神木の松、柱には樹齢100年以上の再利用木材を使用する計画です。
さらに、古民家の建具や柿渋染めの布など、長い時間を経た素材を取り入れます。四方に開かれた構成とすることで、従来の茶室のイメージを超え、誰もが日本文化の奥深さに触れられる空間を目指します。伝統は、過去のものではありません。現代のアートやデザインと出会うことで、未来に向けて進化し続けることができます。

3.能作 独立展示|18平方メートル
1916年創業、富山県高岡市の鋳物メーカー「能作」が独立ブースを展開します。長年受け継がれてきた鋳造技術を生かし、現代の暮らしに新しい価値を提案するものづくりを紹介します。

■ 展示会の先にあるもの。日本の匠が世界で活躍できる仕組みへ

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RC2024北京・漆芸しばたの展示

従来、伝統工芸の海外展開は、展示会への短期出展や一時的な販売にとどまるケースもありました。しかし、海外市場で継続的に活動するためには、商品を展示するだけでなく、現地の顧客との関係構築、販売体制、物流、アフターサービス、商品開発など、多くの課題を解決する必要があります。

百年匠人は、これらの課題に向き合い、日本の匠と海外市場をつなぐ継続的なプラットフォームの構築を進めています。東京・南麻布には、伝統工芸の展示と茶文化を通じた交流を行う拠点を設けています。工芸品を単に鑑賞するだけでなく、実際に触れ、使い、その背景にある技術や文化を知っていただくための場所です。

さらに、中国をはじめ、アジア各国や欧米市場への展開も視野に入れ、現地のデザイン企業、建築家、商業施設、ホテルなどとの協業を目指しています。私たちが実現したいのは、一度きりの輸出ではありません。日本の匠が世界とつながり、継続的に仕事を生み出し、その技術を次の100年へ受け継いでいける仕組みです。

■ 代表メッセージ|「匠の技を、次の100年へ」

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RC2024北京・代表と職人たち

百年匠人 代表 許 虎

私はこれまで、日本各地の多くの職人や工房を訪ねてきました。そこで出会ったのは、何世代にもわたり受け継がれてきた素晴らしい技術と、ものづくりに人生を捧げる人々の姿でした。しかし同時に、どれほど優れた技術であっても、後継者や市場がなければ、いつか失われてしまうという現実も知りました。日本の伝統工芸は、日本だけの財産ではなく、世界に誇るべき文化的な価値を持っています。

だからこそ、もっと多くの人に知ってほしい。そして、もっと多くの職人に世界で活躍する機会を持ってほしいと願っています。日中関係が難しい時期だからこそ、私たちは人と人との交流を大切にしたいと思います。政治や国際情勢が変化しても、長い年月をかけて築かれた文化への敬意や、ものづくりを通じた信頼まで失われてほしくありません。

今回の上海出展は、私たちにとって単なる展示会ではなく、日本の匠と世界をつなぐための大切な一歩です。一人の職人、一つの工房では難しいことも、仲間が集まり、デザイナーや企業、そして応援してくださる方々と力を合わせれば、新しい可能性が生まれます。100年続いてきた技術を、次の100年へ。そのために、私たちはこれからも挑戦を続けていきます。

■ 日本の匠、企業、デザイナー、そして応援してくださる皆様へ

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RC2024北京・弘誠堂、加地織物、t.c.k.wの展示

百年匠人は、今回のRC2026上海への出展を一つの契機として、日本の伝統工芸を世界へ広げる活動をさらに進めてまいります。私たちは現在、伝統工芸の海外展開に関心のある職人・工房、商品開発に携わるデザイナー、建築・インテリア関連企業、海外市場との協業を目指す企業など、新たな仲間との出会いを求めています。

また、伝統工芸の未来を支える企業や団体、文化活動を応援してくださる皆様との連携も歓迎いたします。日本の優れたものづくりを、もっと世界へ。そして、その価値を未来へ。私たちは、匠の技術と文化を信じ、国境を越えた新しい可能性を切り拓いていきます。

■ 開催概要

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- 展覧会名:REVELATIONS CHINA 2026(RC2026 上海)
- 開催期間:2026年11月19日(木)~11月23日(月)
- 会場:上海展覧センター(中国・上海)
- 百年匠人ブランド展示:52平方メートル
- 日本特別茶室: 16平方メートル
- 能作独立ブース:18平方メートル
- 展覧会公式サイト: https://www.revelations-china.com/

※参加企業、出品作品、展示内容は変更となる場合があります。

■ 百年匠人(CENTURY MASTER)について

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日中の架け橋を、ものづくりの力で。

百年匠人は、日本の伝統工芸と現代デザイン、国際市場をつなぐことを目指すブランドです。一般社団法人国際伝承工芸協会のネットワークを基盤に、日本各地の工房や職人と協働し、工芸品の展示、商品開発、海外市場開拓、文化交流などの活動を展開しています。日本のものづくりに受け継がれてきた技術と精神を、次の世代、そして世界へつなぐことを使命としています。

お問い合わせ先

一般社団法人国際伝承工芸協会
広報担当:姚 遠(ヨウ エン)
TEL:03-6277-0017
E-mail:info@jctca.org
公式サイト:https://www.jctca.org

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