AIエージェントを活かせる開発環境をスコアで可視化。「AI Readiness Score」を提供開始

プレスリリース発表元企業:株式会社ハイヤールー

配信日時: 2026-11-04 09:00:00

320社・118万件の評価をもとに、文脈・ツール・ガードレールの整い方をエージェントの行動から測る。解説のホワイトペーパー2冊を公開



株式会社ハイヤールー(本社:東京都渋谷区、代表取締役:葛岡宏祐)は、開発組織がAIエージェントを働かせられる状態にあるかを測る指標「AI Readiness Score」を公開し、在籍エンジニアのAI活用を可視化する「HireRoo Skill Assessment」で、β版として提供を始めました。

Claude Code・Codex などのAIエージェントを全社に配っても、成果がある水準で頭打ちになる。その原因はモデルの性能ではなく、組織がすでに知っている文脈(Context)が、エージェントに渡っていないことにあります。AI Readiness Score は、この「エージェントが働ける環境」がどこまで整っているかを、設定ではなくエージェントの実際の行動から測ります。Skill Assessment を利用している組織では、蓄積済みの評価からすぐにスコアが算出され、どのリポジトリで、何を整えればよいかまでを追えます。

公開にあわせて、指標の考え方と測り方を解説したホワイトペーパー2冊を無償で公開します。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/75726/160/75726-160-f0dabea4f931e415f71d563b11b2bbb5-3840x2160.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


背景:モデルは十分になった。それでも、最後の一歩でつまずく

AIエージェントはコード生成の大半をこなせるようになりました。しかし、変更した関数を包む認証ミドルウェア、別のリポジトリにある統合テスト、再生成が必要なマイグレーションなど、AIに伝わっていない、開発現場の暗黙知やルールの漏れで最後の一歩を落とします。

海外の先行企業は、この「ラストワンマイル」を Context の整備で埋めています。Uber は30超の社内システムを Context Graph に統合し、同じモデル・同じ質問で、Context Graph ありは38秒で正解、なしは20分09秒かけて誤答したと報告しています。Meta は部族知識を短い案内書にまとめてリポジトリに置き、Stripe は約500の MCP ツールを中央サーバーに集約しました。

整備したものは違っても、狙いは同じです。エージェントに、組織がすでに知っていることを探し直させない。 一方で、研究の結論は割れています。文脈ファイルで実行時間とトークンが減るという報告がある一方、成功率は一般には上がらず、コストが増えたという報告もあります。置いただけでは効かない。 問われるのは、整えた文脈や道具をエージェントが実際に使い、それが効いているかです。しかし多くの組織には、それを確かめる物差しがありませんでした。

AI Readiness Score とは:AI協働力のうち、組織に残る「環境構築」を測る

当社は、AIと協働して成果を出す力「AI協働力」を、5つの領域(意図の仕様化・環境構築・共同推論・実行の統制・出力の品質保証)で評価しています。このうち「環境構築」だけは、成果物が組織に残ります。 Skill・MCP 接続・文脈ファイル・権限設定は、リポジトリや組織の設定に残り、次にそのリポジトリを触る全員のエージェントに効くためです。

AI Readiness Score は、この環境構築を組織の単位で集計した指標です。次の3つの観点で評価します。
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/75726/table/160_1_9ca2805c00209aff715b230294fb60c0.jpg?v=202611041145 ]
※当社SEI評価データより(2026年10月22日時点、環境構築の評価 31,564件)

3つの観点のうち、最も低いのはガードレール設定でした。エージェントに何を任せ、どこで止めるかの境界は、多くの開発組織でまだ整っていません。

測り方は、次の4つの原則で設計しています。
- 行動を測る - 実際に走った Skill、呼ばれた MCP、人の指示だけを見る。置いただけの設定は数えない
- AIの出力は使わない - 評価するのは人のプロンプトとツール呼び出し。モデルの性能が上がってもスコアは動かない
- 採点しない勇気 - 環境を整える機会がなかったセッションは採点しない
- 分母を正直に - 評価のないメンバーは分母に入れず、何人の評価に支えられた数字かを常に示す

Skill Assessment で追えること:見つける、打つ、確かめる

Skill Assessment では、Claude Code・Codex の利用から、新しい設定なしに AI Readiness を算出します。画面では次の3つを追えます。
1.総合スコアと3つの観点 - 組織の位置と、弱いところ
0~100の総合スコアに、ランク・上位何%か・評価済みの人数・前期比を添えて示します。3観点の内訳で、どこが弱いかが分かります。
2.Agent の作業内訳 - どのリポジトリで、エージェントが探し回っているか
エージェントのツール呼び出しを、探索・実行・検証・その他に分けてリポジトリごとに示します。探索の比率が高いリポジトリは、組織の知識がエージェントに渡っていない場所で、文脈を足す最初の候補です。
3.整備状況 - 組織の標準になった道具と、1人の手元に留まる道具
実際に使われた Skill・MCP・リポジトリを、利用人数とともに示します。置いただけの設定は数えません。よく効くのに1人しか使っていない Skill は、組織に広げる候補です。

手を打ったあとは、同じ画面で前期と比べられます。どこに投資すべきかを決め、その投資が効いたかを確かめるまでを、同じ物差しで回せます。

実際の活用例

当社が支援する開発組織で、AI Readiness をもとに手を打った例です。3つとも、モデルもツールも変えていません。変えたのは、エージェントが働く環境だけです。
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/75726/table/160_2_45de53c95fc5f52be071b099ce817c2d.jpg?v=202611041145 ]

今後の展望

β版での提供を通じて、次の3つを順次進めます。
- スコアの水準を確立する - 目安となる水準の帯を設け、業界・規模別に比較できるようにする
- Pull Request の単位で見る - AI経由で作られた PR ごとに、費やされたエージェントの作業を見る
- ガードレールとセキュリティを深める - 操作の境界の設定状況や危険な操作の検知を分析する

代表取締役 葛岡のコメント

AIエージェントを配ることは、もう差になりません。差がつくのは、配ったエージェントが組織の中で働ける状態にあるかどうかです。

これまで当社は、AIと協働して成果を出す力「AI協働力」を、採用でも在籍エンジニアの評価でも、一人ひとりの力として測ってきました。しかしその5つの領域のうち「環境構築」だけは、一人の中に閉じません。誰かが整えた文脈や道具や境界は、リポジトリに残り、次にそこを触る全員のエージェントに効きます。個人を育て直さなくても、環境への投資は一度で全員に届く。 だからこそ、組織の単位で測る価値があります。

一方で、文脈ファイルは置いただけでは効かないことも、研究で分かってきました。大事なのは、整えたものが実際に使われ、効いているかを確かめることです。AI Readiness Score は、設定ではなくエージェントの行動から、それを測ります。「Japan as No.1, again. 日本をもう一度、『モノづくり』で一番へ。」というミッションの実現に向けて、日本の開発組織がAIエージェントの力を最後の一歩まで引き出せるよう、支援してまいります。

詳しく知りたい方へ

ホワイトペーパー2冊を無償公開
『AIエージェントのラストワンマイルを埋める、AI Readiness』(26ページ)
Uber・Meta・Stripe の先行事例と研究から Context 整備の意味を読み解き、AI Readiness Score の内訳・測り方・基準(3観点・5段階ルーブリック)を解説します。
ダウンロード:https://hireroo.io/whitepapers/ai-readiness

『見えたから、直せた。AI Readiness 改善事例集』(19ページ)
上記の3つの活用例を、Skill Assessment の実際の画面で、見えたこと・打った手・変化の順に紹介します。
ダウンロード:https://hireroo.io/whitepapers/ai-readiness-cases

HireRooについて

『HireRoo』は、AIと協働して成果を出す力「AI協働力」を可視化する、エンジニアリング組織向けプラットフォームです。独自指標「SEI(Software Engineering Index)」(5領域・460の評価観点)は、NTTドコモ、三井住友カード、freeeをはじめとする320社に導入され、評価実績は118万件に達しています(2026年10月時点)。採用(Skill Interview)から在籍エンジニアの評価(Skill Assessment)までを、一貫した指標で支援します。

受賞歴
- 「HONGO AI 2023」最優秀賞
- 「ICCサミット FUKUOKA 2023|SaaS RISING STAR CATAPULT」優勝
- 「ASPICクラウドアワード2023」奨励賞
- 「第8回 HRテクノロジー大賞」
- 「ICCサミット FUKUOKA 2025|ガーディアン・カタパルト」優勝

会社概要

[表3: https://prtimes.jp/data/corp/75726/table/160_3_d1f64bd80f03567630df2a2af1d67aea.jpg?v=202611041145 ]
【本件に関するお問い合わせ先】
- 宛先: 株式会社ハイヤールー 広報担当
- E-mail: contact@hireroo.io
- TEL: 03-6774-7093


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