世界のメープルシロップの約7割を担うカナダ・ケベック州 2026年生産量10万トン超の豊作、35年間で販売量約4倍へ 技術革新で1タップ当りの採取量も約2倍に増加
配信日時: 2026-08-26 10:30:00


世界のメープルシロップの約7割を生産するケベック・メープルシロップ生産者協会(QMSP 所在地:カナダ ケベック州、会長:Luc Goulet リュック・ゴーレ)は、2026年のケベック州におけるメープルシロップ生産量が、2億2,950万ポンド(104,099トン)に達したことを発表しました。
ケベック州は、世界のメープルシロップ生産量の平均72%を占める世界最大の産地です。現在、ケベック州産メープルシロップは70カ国以上へ輸出されており、2025年の販売量は2億200万ポンド(91,626トン)を超え、うち輸出量は1億8,130万ポンド(82,236トン)に達しました。輸出されたメープル製品の総額は8億4,400万カナダドル(962億1,600万円)に相当します。
また、財務省「貿易統計」によると、2025年度全期(4月~3月)に日本がカナダから輸入したメープルシュガーおよびメープルシロップは256万9,926キログラム(約2,569トン)、輸入額は35億2,059万4千円でした。
※1財務省「貿易統計」2025年(品目:メープルシュガー及びメープルシロップ)
世界的にメープル製品への需要が拡大するなか、ケベック州のメープルシロップ産業は、この35年間で大きく成長しています。年間販売量は約4倍に拡大、さらに、生産技術の進歩によって、カエデの樹液を採取するタップ(採取口)1口当たりの収量も、2004年の2.3ポンド(約1キログラム)から、現在では4ポンド(約1.8キログラム)超へと大幅に向上しています。
※2カナダドル=114円として換算
詳細URL: https://maplefromcanada.jp/d/news
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/626037/LL_img_626037_1.png
技術革新で1タップの採取量が増加、またより高い品質のメープルシロップ生産へ
【35年間で販売量約4倍――世界需要とともに成長】
ケベック州のメープルシロップ産業では、生産者が共同で産業の発展に取り組む「共同計画(Joint Plan)」のもと、生産・販売体制の整備や品質向上、市場開拓を進めてきました。
この35年間で、年間販売量は5,290万ポンド(23,995トン)から2億200万ポンド(91,626トン)超へと約4倍に増加しました。
メープルシロップは、パンケーキやワッフルにかける甘味料としてだけでなく、塩味、酸味、苦味、辛味など、さまざまな味と調和し、料理の風味を引き立てる調味料としても活用されています。2024年にはNHK「あしたが変わるトリセツショー」でも、その多彩な風味と料理への活用方法が紹介されました。
※3NHK「あしたが変わるトリセツショー『メープルシロップの取説!? 食卓激変の驚異の力』」(2024年1月11日初回放送)
こうした用途の広がりを背景に、ケベック州産メープルシロップの2025年の輸出量は1億8,130万ポンド(82,236トン)に達しました。世界の食卓を支える産地として、ケベック州の役割は一段と大きくなっています。
【技術革新で、1タップ当たりの採取量も約2倍に】
長期的な成長を支えているのは、タップ数の増加だけではありません。樹液の採取・管理技術や生産設備の進歩によって、1タップ当たりの採取量も大きく向上しています。
その収量は、2004年の2.3ポンド(約1キログラム)から、現在では4ポンド(約1.8キログラム)超へと増加。約20年間で、およそ2倍の水準となりました。
カエデの木や森林の状態を適切に管理しながら、生産効率と品質を高めてきた生産者の取り組みが、世界市場への安定供給を支えています。
【700万の新規タップ――将来の供給力をさらに拡大】
拡大する世界需要に応えるため、QMSPは昨年、新たに700万タップを追加する計画を発表しました。
このうち、私有地には490万タップが割り当てられ、611の新規事業が誕生するとともに、1,329の既存事業が生産規模を拡大しました。さらに2026年からは、公有林に210万タップを設置する計画です。
これらの取り組みにより、ケベック州の生産基盤を一層強化し、将来にわたって世界市場へメープルシロップを安定的に供給できる体制を整えていきます。
【持続可能な森とともに――次世代へつなぐメープル産業】
メープルシロップは、カエデの木を伐採することなく、毎年春に採取される樹液から作られます。その生産を将来にわたって続けるためには、カエデの森を健全な状態に保ち、森林資源を次世代へ引き継ぐことが欠かせません。
QMSPは、ケベック州政府との合意に基づき、今後20年をかけて5万ヘクタールの公有地に、将来の需要に備えたメープル樹林を整備する計画も進めています。
生産性の向上と供給力の拡大、そして森林資源の持続可能な活用。この3つを柱として、ケベック州のメープルシロップ産業は、世界需要に応える長期的な成長を目指しています。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/626037/LL_img_626037_2.jpg
メープル生産者は森の守護者、森林資源を次世代に繋ぐ
【「Maple from Canada」ブランド―日本の食卓にも広がるメープルの魅力】
ケベック・メープルシロップ生産者協会(QMSP)は、ケベック州全域で合計5,550万タップを運営する8,400以上のメープル関連事業者を代表し、「Maple from Canada」ブランドのもと、70カ国以上へ品質と誇りを届けています。
パンケーキやワッフルだけでなく、和食やスイーツ、ドリンクにも幅広く活用されているメープルシロップ。気候変動や供給不安のなかでも、その魅力を途切れさせないための取り組みを、今日も着々と進めています。
ケベック・メープルシロップ生産者協会
https://maplefromcanada.jp/
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プレスリリース提供元:@Press
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