東芝:Arm® Cortex®-M4搭載システム制御向けスタンダードマイコン「TXZ+™ファミリー エントリークラス M4Vグループ」のエンジニアリングサンプル提供開始について
配信日時: 2026-08-06 11:00:00

~セキュリティー機能とデータ管理機能を強化し、IoT機器などの安全なシステム設計に対応~
(川崎)- (ビジネスワイヤ) -- 東芝デバイス&ストレージ株式会社は、IoT[注1]機器や産業用機器向けに、セキュリティー機能とデータ管理機能を強化した、Arm® Cortex®-M4(FPU機能搭載)コアを採用したスタンダードマイコン[注2]「TXZ+™ファミリー エントリークラス M4Vグループ」を開発し、エンジニアリングサンプルの提供を開始しました。
本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20260805935500/ja/
東芝:セキュリティー機能とデータ管理機能を強化したスタンダードマイコン「TXZ+™ファミリー エントリークラス M4Vグループ」
近年、民生用機器や産業用機器では、ネットワーク接続や遠隔更新(OTA[注3])の普及により利便性が高まる一方、不正アクセスやプログラム改ざんへの対策がより重要になっています。また、機器の開発から運用に至るまで、ソフトウェア資産の保護、設定データやログデータの管理、安定したシステム動作の確保が求められており、システム制御向けマイコンにもこれらの要求への対応が求められています。このような背景から、当社は従来のスタンダードマイコンの使いやすさと汎用性を維持しながら、セキュリティー機能とデータ管理機能を強化したM4Vグループを開発しました。新製品は、外部アクセス制御、メモリー保護、実行制御などを組み合わせた多層セキュリティー構造[注4]を採用し、不正アクセスやプログラム改ざんに対するシステム全体の安全性向上に貢献します。
また、新製品はArm® Cortex®-M4(FPU機能搭載)コアを採用し、最大80MHzで動作します。これにより、システム制御に必要な演算性能とリアルタイム性を確保でき、民生用機器や産業用機器における各種制御用途に幅広く対応します。
内蔵メモリーとして、128KBのコードフラッシュメモリー、64KBのデータフラッシュメモリー、32KBのRAMを搭載しています。設定データやログデータなどを書き換え可能なデータとして保持できるため、機器の運用状態に応じた柔軟なデータ管理に対応します。さらに、電源電圧2.7~5.5Vに対応し、精度±1%の高速発振器を内蔵しているため、設計自由度の向上と外付け部品の削減に貢献します。5V系の民生用機器や産業用機器にも対応可能です。
周辺機能として、12ビットADコンバーター、タイマー、UART[注5]、SPI[注6]、I2C[注7]、DMA[注8]など、システム制御に必要な機能を搭載しています。さらに、ブラシレスDCモーター制御に対応する回路(A-PMD2[注9])を内蔵しており、用途やシステム構成に応じた柔軟な活用が可能です。加えて、Serial Memory Interface(SMIF)を搭載し、外付けのシリアルフラッシュメモリーに接続できます。外付けメモリーをアドレス空間に配置したダイレクトアクセスに対応し、ハードウェア制御により高速かつ低CPU負荷でのメモリーアクセスを実現します。これにより、大容量データ、ログデータ、ファームウェアなどの保存に対応し、IoT機器やOTAアップデート対応機器における効率的なデータ管理に貢献します。
エンジニアリングサンプルの提供に合わせて、評価・検討を支援する開発環境も提供しています。スターターキットやサンプルソフトウェア、CMSIS[注10]準拠のドライバーに加え、主要IDE[注11]向けの利用環境を提供し、初期評価からアプリケーション検討まで円滑に進められるようサポートします。
当社は今後も、導入支援コンテンツおよび関連ドキュメントを順次拡充し、ユーザーの安全で柔軟なシステム設計を支援するとともに、ニーズに応じたマイコン製品のラインアップ拡充を進めていきます。
[注1]
Internet of Thingsの略。
[注2]
特定用途に特化せず、電源条件・周辺機能の汎用性を重視し、幅広いシステムの制御用途に適用可能なマイコン。
[注3]
Over The Airの略。無線通信を利用してデバイスのデータを更新すること。
[注4]
外部アクセス制御、メモリー保護、実行制御など複数のセキュリティー機能を組み合わせることで、不正アクセスやプログラム改ざんに対して多層的に保護する仕組み。
[注5]
Universal Asynchronous Receiver/Transmitterの略。非同期シリアル通信用送受信回路。データを非同期で送受信するためのプロトコル。
[注6]
Serial Peripheral Interfaceの略。同期式シリアル通信。データを同期して送受信をするためのプロトコル。
[注7]
Inter‑Integrated Circuitの略。IC同士を短距離・低速で接続するためのシリアル通信規格。
[注8]
Direct Memory Accessの略。CPUを介さずに、周辺回路とメモリー間でデータ転送を行う仕組みのこと。
[注9]
Advanced Programmable Motor Control Circuit 2の略。モーターのPWM出力制御や駆動制御を行う回路。
[注10]
Common Microcontroller Software Interface Standardの略。Arm® Cortex®-M マイコン向けのソフトウェア標準規格。
[注11]
Integrated Development Environmentの略。ソフトウェア開発に必要な機能を一体化したツール。
応用機器
IoT機器(洗濯機、冷蔵庫、エアコンなどのスマート家電およびスマートホーム機器など)インバーター機器やモーター、ポンプ、FA機器などの各種制御機器セキュリティー対応機器(サーバー、遠隔監視用センサー機器など)データ管理機能が求められるシステム制御用途新製品の主な特長
Arm® Cortex®-M4(FPU機能搭載)コア:最大80MHz動作電源電圧:2.7~5.5V内蔵メモリー
コードフラッシュメモリー容量:128KB
データフラッシュメモリー容量:64KB
RAM容量:32KB多層セキュリティー構造により、不正アクセスやプログラム改ざんからシステム全体を一貫して保護機能安全対策回路を搭載実装面積や実装条件に応じて選択できる4種類のパッケージラインアップ 新製品の主な仕様
製品グループ
M4Vグループ
品番
TMPM4V4FWUG
TMPM4V2FWDUG
TMPM4V2FWQG
TMPM4V1FWUG
CPUコア
Arm® Cortex®-M4(FPU機能搭載)
‒ メモリー保護ユニット (MPU) 搭載
最大動作周波数
80MHz
内蔵発振器
発振周波数
10MHz (±1%)
内蔵メモリー
コードフラッシュ(書き換え可能回数:10万回)
128KB
データフラッシュ
64KB
RAM
32KB、 パリティー付き
I/Oポート
51ピン
35ピン
31ピン
外部割り込み
21要因、21ピン
13要因、13ピン
9要因、9ピン
DMAコントローラー (DMAC)
31チャネル
29チャネル
27チャネル
タイマー機能
32ビットタイマーイベントカウンター (T32A)
5チャネル
(16ビットタイマー時:10チャネル)
通信機能
UART
6チャネル
5チャネル
4チャネル
I2Cインターフェース バージョンA (EI2C)
2チャネル
1チャネル
TSPI
3チャネル
2チャネル
SMIF
1チャネル
アナログ機能
12ビットADコンバーター
(ADC)
1ユニット
14チャネル入力
1ユニット
9チャネル入力
1ユニット
8チャネル入力
モーター
制御回路
アドバンストプログラマブル
モーター制御回路2
(A-PMD2)
1チャネル
その他機能
CRC計算回路
(CRC)
1チャネル (CRC32、CRC16)
システム機能
ウオッチドッグタイマー
(SIWDT)
1チャネル
電圧検知回路
(LVD)
1チャネル
周波数検知回路
(OFD)
1チャネル
セキュリティー機能
チッププロテクト(CPRO)、セキュアアクセスメモリー(SAM)、解除不能フラッシュプロテクト(NRFP)
デバッグインターフェース
JTAG / SW
TRACE(2bits)
JTAG/SW
電源電圧
2.7~5.5V、単一電源
パッケージ・ピン
LQFP64
(10mm × 10mm、
0.5mmピッチ)
LQFP48
(7mm × 7mm、
0.5mmピッチ)
VQFN48
(7mm × 7mm、
0.5mmピッチ)
LQFP44
(10mm × 10mm、
0.8mmピッチ)
新製品の詳細については下記ページをご覧ください。
TMPM4V4FWUG
TMPM4V2FWDUG
TMPM4V2FWQG
TMPM4V1FWUG
当社のM4Vグループについては下記ページをご覧ください。
M4Vグループ
当社のマイコン製品については下記ページをご覧ください。
マイクロコントローラー
*Arm、Cortexは、米国および/あるいはその他の国におけるArm Limited (またはその子会社)の登録商標です。
*TXZ+™は、東芝デバイス&ストレージ株式会社の商標です。
*その他の社名・商品名・サービス名などは、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。
*本資料に掲載されている情報 (製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など) は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20260805935500/ja/
連絡先
お客様からの製品に関するお問い合わせ先:
マイコン・デジタルデバイス営業推進部
Tel: 044-548-2233
お問い合わせ報道関係の本資料に関するお問い合わせ先:
東芝デバイス&ストレージ株式会社
半導体広報・予測調査部
長沢
e-mail: semicon-NR-mailbox@ml.toshiba.co.jp
プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ
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