AI関連上場企業60社の業績を日本AI導入支援協会が横断調査、前期比較可能な54社の77.8%が「増収かつ営業黒字」

プレスリリース発表元企業:一般社団法人日本AI導入支援協会

配信日時: 2026-07-15 14:00:00

日本AI導入支援協会が「AI CATALOG」掲載企業の直近通期決算を有価証券報告書などの一次資料から横断集計。増収率中央値は16.5%、営業利益率10%以上は45.0%



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一般社団法人日本AI導入支援協会(所在地:東京都港区、代表理事:藤岡充輝、以下「当協会」)は、当協会が運営するAI企業・サービスのデータベース「AI CATALOG」の掲載企業のうち、国内取引所への上場を確認した60社(2026年6月30日時点)の直近通期決算を、有価証券報告書・決算短信などの公式一次資料から横断集計しました。前期と比較可能な54社のうち42社(77.8%)が増収と営業黒字を同時に達成しており、「AI関連企業は先行投資で赤字が続く」というイメージに反し、今回の対象企業では成長と収益を両立する企業が多数を占めることが分かりました。

調査サマリー
・前期と比較可能な54社のうち42社(77.8%)が「増収かつ営業黒字」。成長と利益を両立する企業が多数
・増収は54社中49社(90.7%)、増収率の中央値は16.5%。グロース市場に限ると21.5%
・営業黒字は60社中50社(83.3%)。営業利益率10%以上が27社(45.0%)、中央値は9.1%
・増収率20%以上と営業利益率10%以上を同時に満たす高成長・高収益企業が12社
調査の背景
生成AI市場の拡大を背景にAI関連銘柄への注目が高まる一方、投資家や企業経営者の間では「売上は伸びても、利益が伴っているのか」という収益性への関心が強まっています。しかし、AI関連の上場企業を横断して決算数値で検証した公開資料は多くありません。そこで当協会は、AI CATALOG掲載企業のうち上場を確認した60社の直近通期決算(決算期末は2025年6月から2026年4月の範囲)を一次資料から集計し、成長性と収益性の実態を検証しました。対象60社はAI専業の企業に限らず、AI関連の事業・サービスを展開する上場企業を含みます(対象企業の一覧は文末に記載)。

77.8%が「増収かつ営業黒字」、成長と利益の両立が主流に
前期と会計上比較可能な54社(連結・単体の変更などがあった6社は除外)では、「増収かつ営業黒字」が42社(77.8%)と大勢を占めました。「増収だが営業赤字」は7社(13.0%)、「減収だが営業黒字」は3社(5.6%)、「減収かつ営業赤字」は2社(3.7%)です。60社全体でも営業黒字は50社(83.3%)、当期純利益ベースの黒字も49社(81.7%)に達します。今回の対象企業では、赤字を伴う成長よりも、成長と黒字を両立する企業が多数でした。
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増収企業は9割、増収率の中央値は16.5%
直近通期で増収となったのは比較可能54社のうち49社(90.7%)でした。増収率の中央値は16.5%、四分位範囲は7.5%から26.5%でした。増収率10%以上は35社、20%以上は23社であり、対象企業の過半が直近通期で二桁増収を記録しました。
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営業利益率10%以上が45%、高成長と高収益の両立も12社
黒字か赤字かの二値だけでなく、利益率の水準にも厚みがあります。60社の営業利益率の中央値は9.1%(黒字50社に限ると10.6%)で、営業利益率10%以上の企業が27社(45.0%)、20%以上も11社(18.3%)あります。営業利益率20%以上の11社には、株式会社ユーザーローカル(43.0%)、株式会社pluszero(33.4%)、株式会社フツパー(31.6%)などが含まれます。

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さらに、増収率20%以上と営業利益率10%以上を同時に満たす企業が12社(前期比較可能54社の22.2%)確認されました。株式会社PKSHA Technology、株式会社サイバーセキュリティクラウド、株式会社アイドマ・ホールディングスなどが該当します。一方の営業赤字は10社で、前期と比較可能な9社のうち7社は増収でした。

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「増収かつ営業黒字」企業の増収率ランキング
増収と営業黒字を両立した42社のうち、増収率の上位は株式会社フツパー(+108.4%)、株式会社Sapeet(+56.9%)、株式会社JDSC(+40.1%)でした。上位10社は下図のとおりです。

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市場区分別ではグロースの成長率が突出
対象60社の市場区分はグロース46社(76.7%)、プライム8社(13.3%)、スタンダード6社(10.0%)で、業種は情報・通信業が46社(76.7%)を占めます。増収率の中央値はグロース21.5%、プライム13.3%、スタンダード6.5%と新興市場ほど高く、一方で営業黒字率はプライム100%(8社全社)、スタンダード83.3%、グロース80.4%でした。

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一般社団法人日本AI導入支援協会 代表理事 藤岡充輝のコメント
今回の調査では、対象企業の多くが増収と営業黒字を両立していることが確認できました。一方、本調査の業績は各社の全事業を含むものであり、AI事業単独の成長性を示すものではありません。当協会では今後も公開情報を継続的に整理し、AI関連市場を客観的に把握できる情報基盤の充実に取り組んでまいります。

調査概要
調査名:AI CATALOG掲載上場企業60社 直近通期決算の横断集計
対象:AI CATALOG掲載企業のうち、当該法人の国内取引所上場を確認した60社(2026年6月30日時点)。AI専業企業に限らず、AI関連の事業・サービスを展開する上場企業を含む
AI関連企業の範囲:AIを活用した製品・サービスの提供を当協会が確認し、AI CATALOGに掲載している企業
集計対象決算:各社の直近通期決算(決算期末は2025年6月30日から2026年4月30日の範囲)
出典:有価証券報告書、決算短信、有価証券届出書などの公式一次資料(EDINET等)
集計方法:増収率は前期と会計上比較可能な54社のみで算出(連結・単体の変更等があった6社は除外)。営業黒字率の分母は60社。比率は小数第1位まで表示
対象企業の規模:直近通期売上高の中央値は約45.3億円(100億円以上16社、50億~100億円12社、10億~50億円29社、10億円未満3社)。最大企業1社が60社の売上高合計の87.9%を占めるため、本調査では合計額・平均額ではなく中央値と分布で表示
集計日:2026年7月13日
本調査は公開情報の集計を目的とするものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。

対象60社一覧(証券コード順、社名は株式会社等を省略)
Veritas In Silico(130A)、シンカ(149A)、カウリス(153A)、FRONTEO(2158)、JTP(2488)、Hmcomm(265A)、Sapeet(269A)、Synspective(290A)、SREホールディングス(2980)、GVA TECH(298A)、GA technologies(3491)、モルフォ(3653)、オプティム(3694)、アドバンスト・メディア(3773)、ユニリタ(3800)、データセクション(3905)、Ubicomホールディングス(3937)、ユーザーローカル(3984)、ニーズウェル(3992)、PKSHA Technology(3993)、ヘッドウォータース(4011)、フィーチャ(4052)、ニューラルグループ(4056)、ブレインズテクノロジー(4075)、プレイド(4165)、ENECHANGE(4169)、アピリッツ(4174)、エクサウィザーズ(4259)、モビルス(4370)、CINC(4378)、HEROZ(4382)、JDSC(4418)、シノプス(4428)、AI CROSS(4476)、AI inside(4488)、サイバーセキュリティクラウド(4493)、トレンドマイクロ(4704)、フツパー(478A)、マーキュリー(5025)、トリプルアイズ(5026)、AnyMind Group(5027)、pluszero(5132)、ELEMENTS(5246)、Fusic(5256)、Ridge-i(5572)、ABEJA(5574)、GRID(5582)、Laboro.AI(5586)、ファーストアカウンティング(5588)、AVILEN(5591)、弁護士ドットコム(6027)、メタリアル(6182)、TDSE(7046)、アイリックコーポレーション(7325)、アイドマ・ホールディングス(7373)、イメージ・マジック(7793)、理経(8226)、メンタルヘルステクノロジーズ(9218)、売れるネット広告社グループ(9235)、ソフトバンク(9434)

引用・転載について
本リリースの内容は、出典として「一般社団法人日本AI導入支援協会 調べ」と明記のうえ、ご自由に引用・転載いただけます。その際は当協会サイト(https://j-aix.or.jp/)へのリンク設置をお願いします。

日本AI導入支援協会について
日本AI導入支援協会(J-AIX)は、企業へのDX・AI導入支援を目的として2026年4月に設立された一般社団法人です。AI活用に関するセミナー・研修の企画運営、AI導入に関するガイドライン策定支援と認定制度の運営、企業のデジタル化推進に関する調査研究・情報提供に取り組んでいます。また、本調査の母集団である国内AI企業・サービスのデータベース「AI CATALOG」のほか、公式メディア「AI JOURNAL」、AI求人情報サイト「AI求人ナビ」、AIの検定資格「AI人材検定」を運営し、AIサービスの紹介・マッチングから人材育成・キャリア形成支援まで、企業と個人のAI活用を支援しています。

協会概要
名称:一般社団法人日本AI導入支援協会
英語表記:Japan AI Implementation Support Association(略称:J-AIX)
所在地:〒107-0061 東京都港区北青山一丁目3番1号 アールキューブ青山3階
代表者:代表理事 藤岡充輝
設立:2026年4月1日
URL:https://j-aix.or.jp
公式メディア:AI JOURNAL https://j-aix.or.jp/journal/
AIサービスデータベース:AI CATALOG https://j-aix.or.jp/catalog/
AI求人情報サイト:AI求人ナビ https://j-aix.or.jp/jobs/
AI検定資格:AI人材検定 https://j-aix.or.jp/kentei/

事業内容:企業に対するDXおよびAI導入の支援、AI活用に関するセミナー・研修の企画運営、AI導入に関するガイドライン策定支援および認定制度の運営、企業のデジタル化推進に関する調査研究および情報提供、AIサービスの紹介およびマッチング、人材育成・能力開発・キャリア形成支援

【関連リンク】
AI導入支援コンサルティング
https://j-aix.or.jp/ai-consulting/
企業向けAI研修
https://j-aix.or.jp/training/
企業向けAI活用オンラインセミナー
https://j-aix.or.jp/seminar/

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