調査レポート「お米の消費に関する調査 ~お米に対する意識の変化 編~」
配信日時: 2026-03-31 15:21:09
約9割が最近の米価格は高いと評価、外国米は概ね許容されている
朝日大学(岐阜県瑞穂市)の附属研究機関である朝日大学マーティング研究所(所長 中畑千弘)は、
お米の消費について調査を行いました。
<調査の背景>
人手不足やコスト高などの背景もあり、お米の販売価格が高騰しています。値上がり幅は非常に大きく、何らかの対策を講じた人、またはこれから講じようとしている人も増えていると思われます。現状ではそれがお米の消費行動にどのような影響を与えているのか、そしてお米離れは進んでいるのか。それらの実態を把握するための調査を実施しました。
「お米の消費に関する調査 ~お米に対する意識の変化 編~」の主な結果
■9割が最近の米価格は高いと評価
最近の米価格に対する意識としては、「高いと感じる」(89.2%)が約9割と圧倒的に高かった。「適正と感じる」(10.4%)は約1割、「安いと感じる」は0.4%とごく僅かに留まった。米価格は大半が「高いと感じる」レベルに達している。
性別や年代でみても大きな偏りはみられなかったが、「高いと感じる」の割合は男性(87.2%)より女性(91.2%)のほうが
4ポイント高く、女性のなかでも50~59歳(96.0%)と40~49歳(94.0%)で特に高かった。
主婦層を中心に、米価格の割高感が強く意識されている。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/105793/29/105793-29-c61d2f598e7ba55a4d82830ddc7ba77f-648x403.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■大半が外国米を許容
米価高騰を受けて、外国米を食べる頻度が増えた人は24名(全体の4.8%)と少数に留まったが、その外国米に対する評価は、「満足」が54.2%、「どちらともいえない」が37.5%であり、「不満足」は8.3%に留まった。許容の評価が9割以上を占めており、明らかな不満は1割未満と少なかった。
外国米を食べる頻度が増えた人は24名と現在は少数に留まるが、このまま米価高騰が続けばシェアも必然的に高まる。伴って、これまでイメージだけで外国米を避けていた人が食べる機会も増えてくる。大半が許容している今回の評価を見る限り、実食によってイメージとは異なる評価を外国米に持つ人も少なくないと思われる。外国米も有力な選択肢となるであろう。
外国米の喫食が促進される現在の米価格高騰の市場環境は、日本産のお米に大きな脅威である。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/105793/29/105793-29-bb03fb8207986fa7eef1c88e1a20970d-648x241.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■今後の米価格低下局面でも7割以上が今の食習慣を継続したいと回答
今後の米価格の低下局面における米食の意向を質問したところ、「ほぼ同じだと思う」が72.6%であった。約7割が現状を継続したいとした。対して、現在よりも米食が「増えると思う」は18.6%であり、「減ると思う」は5.0%、「わからない」は3.8%に留まった。米価格高騰後の食習慣を今後も継続したい人が多数を占めた。外国米の喫食が増えたり、昼食で米以外の食材を選んだり、今回の調査においても食習慣の変化がいくつか散見されたが、多くの消費者はそこに戻ろうとは思っていない。
今後の価格低下を単に待つだけでなく、お米を主食として選ぶ価値や魅力が消費者に伝えないと国産のお米の需要は減ったままになってしまう可能性が高い。外国米や他の食材にその役割を奪われないように施策を講じていくことが、今後のためには必要である。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/105793/29/105793-29-d78701cb35acc6134737587a60b3eb45-648x243.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■今回の調査を通じて
最近の米価高騰を受けたお米に対する意識の変化を調べたところ、価格については主婦層を中心に「高いと感じる」人が大多数を占めた。また外国米を食べることが増えた人は1割未満と少ないが、その評価は「満足」と「どちらともいえない」の合計で9割以上に達した。一方で7割以上の人が、今後米価格が低下しても元に戻さず、米価高騰後に定着した食習慣を継続したいと回答した。この先、いつ頃に米価格が低下するかは不明だが、現況が長引けば外国米や他の食材を選択する消費行動も増えてくるだろう。価格を言い訳にするのではなく、国産のお米を主食として選ぶ価値や魅力を消費者に伝えていくことも大切である。
調査の詳細
「お米の消費に関する調査 ~お米に対する意識の変化 編~」
■調査期間:2025年12月15日(月)~ 12月22日(月)
■調査方法:朝日大学マーケティング研究所のパネル利用によるインターネット調査
■対象者:居住地 全国
年 代 20代・30代・40代・50代・60代
性 別 男女
■回収サンプル数:500名
調査データはこちら → http://marketing.asahi-u.ac.jp/wp-content/uploads/2026/03/202603.pdf
マーケティング研究所では、話題のサービス、消費トレンド、世の中の新しい動きを先取りした事象について、自主的に「トピックス・リサーチ」を実施し、調査データ集積のポータルサイトとして広くデータを公表しています。また、企業様などからの市場調査のご要望にスムースにお応えするために首都圏、東海圏など全国規模のモニターにアクセスできる仕組みを保有しています。
■名称:公開リサーチデータ
■調査レポート: 200本以上
■詳細:http://marketing.asahi-u.ac.jp/data/
朝日大学マーティング研究所について
【会社概要】
本社所在地:岐阜県瑞穂市穂積1851
所長:中畑 千弘 (経営学部教授)
事業内容: 消費行動の分析および研究、経営コンサルティン、マーケティングリサーチ、商品開発支援、
講演会・社会人セミナーの実施等
設立: 2002年4月
HP:http://marketing.asahi-u.ac.jp/
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