植物の香りと成分を壊さない。ベトナムで−95kPa・38℃の「体温帯蒸留」拠点を展開
配信日時: 2026-01-26 17:00:00
植物原料8品目で蒸留実績、受託蒸留・研究開発・共同研究を開始―植物原料開発の“入口”を担う海外一次抽出拠点が本格稼働―
近年、化粧品および健康食品分野では、植物由来原料に対する関心が高まる一方で、「原料の一次加工段階で品質が決まる」という課題が顕在化しています。
特に研究開発・商品設計の現場では、下記のような課題が存在しています。
・高温抽出による成分変質・劣化
・香気や風味の損失
・試作・評価用の小ロット原料が確保しづらい
・国内加工コストの上昇
こうした背景を受け、株式会社日本TOYOは、成分構造を極力変えずに一次抽出を行う拠点として、
ベトナム現地に低温・高真空蒸留設備を設置しました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/126479/18/126479-18-0b485d0cb5422de1fb3b9cb6280c1b13-1024x1024.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
- 技術概要|38~40℃で蒸留を成立させる「体温帯蒸留」
本拠点に導入した蒸留設備は、真空度−95kPaという高真空条件下で、蒸発温度38~40℃という極めて低い温度帯で蒸留を行います。
一般的な水蒸気蒸留や減圧蒸留(60~100℃)と比較し、
◇熱による分解・焦げの抑制
◇加工臭・雑味の発生抑制
◇原料由来の香気・水感の保持
を目的としたプロセスであり、同社ではこの蒸留条件を「体温帯蒸留」と位置づけています。
本技術は、完成原料の大量生産ではなく、化粧品・健康食品の研究開発・評価・設計の初期段階に用いる一次抽出素材の製造に特化しています。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/126479/18/126479-18-9fb6c10504b90ffe002369734ffd9cd6-880x1184.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
- 実績|8品目の植物・果実原料で蒸留を実施
設備稼働に先立ち、以下の原料についてすべて同一条件(38~40℃・−95kPa)での蒸留を実施済みです。
グアバの葉、サトウキビの水、ノニの根、ハスの花、高麗人参、グレープフルーツの皮、ドラゴンフルーツ(果実)、アボカド(果実)
葉・根・花・果皮・果実といった部位や特性の異なる原料での蒸留実績を有していることから、本拠点は幅広い植物原料に対応可能な一次抽出拠点として稼働しています。
事業内容1.|化粧品・健康食品向け原料の受託蒸留
本拠点では今後、国内外の企業・研究機関を対象に、下記のサービス提供を行います。
・化粧品・健康食品向け植物原料の受託蒸留
・小ロットでの試作・評価用蒸留
・通常抽出原料との比較評価用サンプル作成
完成原料の供給ではなく、研究・商品開発の入口となる「評価用一次素材」としての提供を主眼としています。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/126479/18/126479-18-6887bfb548a585a6360aac5b1d5ab20c-880x1184.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
事業内容2.|研究開発・共同研究への活用
植物由来原料については、官能評価に加え、機能性・成分評価を含めた研究開発ニーズが年々高まっています。
株式会社日本TOYOでは、
・化粧品原料・健康食品原料の評価検討
・大学・研究機関との共同研究
・新規植物素材・未利用原料の用途探索
などを視野に入れた研究開発段階での共同検討・技術提案を進めています。
低温・高真空による一次蒸留は、次段階の分析・評価・処方検討につなげやすい前処理工程として活用可能です。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/126479/18/126479-18-ac21820b06389934ad3d544a9cbadf56-880x1184.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
- 今後の展望|原料開発の「入口」を担う海外拠点へ
今後は、「蒸留対象原料のさらなる拡充」、「評価データの蓄積」、「化粧品・健康食品分野での共同研究案件創出」、「未利用農産物・副産物の高付加価値化」を進め、原料開発・研究開発の“入口”を担う海外一次抽出拠点としての機能を強化していく方針です。
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