暗闇をデザインする ― 蓄光による演出で、照らさずに導く公共デザイン。東京の河川敷で『夜と共存する』空間が誕生
配信日時: 2025-10-21 09:00:00
あえて暗闇を排除しない発想から生まれた産官学共同プロジェクト。非電力蓄光ユニットが導くのは、安心と思いやりが共存する、新しい夜の公共空間
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東京都墨田区(区長:山本 亨)と株式会社humorous(ユーモラス、東京都目黒区、代表取締役:田村勇気)、千葉大学環境デザイン研究室(東京都墨田区)は、東京・荒川四ツ木橋緑地において電力を使わず蓄光素材によって夜間本来の魅力と安心を演出する取り組みを開始します。「暗闇をデザインする」をテーマに、暗闇を否定せずに共存する新しい空間づくりをめざすもので、地域クリエイターなども参加する産官学共同プロジェクトとして始動します。この場所から、全国の公共空間にも応用可能な新しい河川敷デザインの可能性が始まります。
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河川敷の重要性と照明インフラ一択の限界
日本国内には 13,935 の河川 があり、水域と河川敷は国土の広範に広がります(※1)。これらは洪水氾濫域として国土の約10%を占めながら、人口の約半数と資産の約75%が集中しています(※2)。
東京都の荒川下流域にある墨田区・四ツ木橋緑地は、都心にありながら夜間はほとんど照明が届かない“暗闇のポケット”のような空間です。一方で、ジョギングや散歩など夜間利用者も一定数存在し、こうした環境は全国の河川敷に共通します。
しかし、大規模な照明インフラを整備するには電力供給・維持費・景観・光害など多くの制約があり、照明依存の安全確保には限界があります。全国では街路灯や防犯灯が1,100万~1,200万基にのぼるとも言われており、LED化が進む現在でも老朽化灯柱の更新や維持費の増加が課題となっています。
“明るくする”ことが必ずしも安全性や持続性を保証せず、防災時のレジリエンスを弱めるケースも指摘されるなか、“照らす”から“活かす”へ――暗闇をデザインする発想転換が求められています。
「暗闇を排除しない」発想と、非電力蓄光技術の融合
暗闇を排除するのではなく、共存する――。
今回の取組では、照明で“人工的に明るくする”のではなく、蓄光によって“認知できる暗闇”を演出する発想を導入。段差ケアや安全な動線のエスコート、ほんのりと発光するサインによって、照度では測れない安心感を生み出します。
設置は2種類のユニットで構成。1.園内40箇所以上に配置する円形エスコートユニットは、昼夜を通して来訪者を導き、園内の魅力をつなぐ“光のリズム”を形成。2.入口には90×60cmの大型案内サインを設置し、昼は園内案内ボード、夜は発光サインとして利用されます。再剥離可能な特殊フィルムを採用し、表面のみの差し替えも可能。管理者の判断で臨時情報などの期間限定メッセージを発信できる柔軟性も大きなメリットです。維持管理コストを削減し、全国初の柔軟な構造仕様を実現しました。
いずれのユニットも 高輝度蓄光技術を採用し、電気不要・耐候性・耐久性を備えるのが特徴です。
高輝度蓄光による“空間演出”という新しいデザインアプローチ
本プロジェクトの設計は、明るさの補填ではなく“暗闇そのものをデザイン要素”とすること。
ユニットの配置と輝度バランスを通じて、昼と夜が連続的に変化する空間体験をつくります。
蓄光プレート上に特殊加工を行い、「こんにちは」「おやすみなさい」「お気をつけて」など、時間帯に応じてメッセージを変える仕掛けで、利用者に寄り添う温かい誘導を実現。千葉大学環境デザイン研究室(原寛道研究室)が空間デザインを監修し、昼夜・季節を通じた体験設計を支えています。
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公園や遊歩道など、公共空間における“認知型安心”の新モデルへ
本プロジェクトは、墨田区が推進するスタートアップ連携施策の一環として実施されます。
暗闇はこれまで「危険」「不安」として扱われてきました。しかし、そこに潜む静けさや奥行き、安心の感覚をデザインによって再発見することができれば、都市における夜の時間の価値は変わります。
本取組は、高輝度蓄光という素材技術を通じて、従来の照明インフラ中心の都市設計を再考するきっかけにもなります。河川敷という電源の制約がある場所をモデルケースとしながら、今後は公園、広場、遊歩道など、全国の公共空間にも展開可能な仕組みとして期待されています。
墨田区 都市整備部公園課担当者コメント
『ナイトコンシェルジュを隅田川花火大会で来場者夜間誘導サインに採用して以降、これまで以上に公共空間の暗所に気を配る機会が増えました。暗闇は、生活に身近な存在であるにも関わらず、触れない近寄らないという、どちらかと言えば生活から排除する対象になっているように感じます。特に都心部では、過度な照明配置により、昼間以上に明るい場所もあり、増々暗闇のネガティブイメージが浸透しているように感じています。
今回は、そんな都心部の中でも河川敷という場所に着目しました。治水の観点から、原則電気の引込みはなく、公園や道路といった他の公共空間に比べて圧倒的に暗いという特性をもつ河川敷ですが、観察の結果、ジョギングや散歩、ロードバイクなど、一定数の夜需要があることがわかりました。電飾に彩られた都心部に暗闇ポケットとして存在する河川敷。この空間に段差ケアや安全な場所までのガイドなどでナイトコンシェルジュを導入することで、照度では測れない安心感、暗闇を認知するという照明とは違った公共空間の暗所の在り方に繋がるのでは、という仮説のもと、時系列も交えた空間デザインを千葉大学の知見も取り入れて、実証しています。
暗闇課題の解決は、暗闇を排除する(照明で明るくする)のではなく、暗闇を認知する(ほんのり発光するナイトコンシェルジュを一つの標とする)ところからこの取組みを通じて、暗闇を身近な存在にしていくことを目指します』
プロジェクト概要
開催地:荒川四ツ木橋緑地 八広水辺公園(東京都墨田区八広6丁目)
実施期間:2025年10月31日(金)より12月25日(木)(事前テスト設置期間あり)
主催:墨田区道路公園課 / 墨田区産業振興課 / 関東地方整備局荒川下流河川事務所
共催:株式会社ユーモラス / 千葉大学環境デザイン研究室
協力:墨田区産業共創施設SUMIDA INNOVATION CORE / タグエー合同会社 / AQT / BarAmbience
製品情報
ナイトコンシェルジュ2D
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津波避難標識規格を満たす蓄光性能を備え、非電力、メンテナンス不要、電気工事不要、長寿命という性能を備える高輝度蓄光ユニット。表面層に独自のデザインの加工が可能で、暗闇対策だけではなく、コミュニケーションツールとしても活躍。これまで、国交省、枚方市、岡山市、鎌倉市などの行政・自治体はじめ、民間屋外施設などで多くの採用例があります。
ナイトコンシェルジュALTERNA(オルタナ)
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ナイトコンシェルジュ2Dボードと耐候性と耐久性を備えた吸着フィルムの一体型ユニット。
従来の看板やサインは、「1製品=1デザイン」前提で、わずかな修正でも再制作・再施工が必要で、コスト・手間ともに高く、更新頻度が限られていました。
情報やデザインを更新したいとき、ボード本体ごと再制作せずに、表面シートだけを着替えることができます。季節や用途に応じて“空間の表情”を変えられる、経済的で柔軟なソリューションで、これまで屋外施設ではJR東日本やパソナホールディングスなどで採用されています(特許出願済み)
ナイトコンシェルジュ(R) に関して
現在の暗闇対策は、暗いまま放置か、照明灯設置の事実上の2択となっています 。後者の場合、無条件に照明設備や電気工事、高騰する電気代や長期にわたる維持管理など、費用的にも運営的にも施設事業者の負担となっており、また、過剰な照明設置は利用者が必ずしも望まない状況もあり、CO2削減の観点からも環境に不要な負荷をかける側面もあります 。
「ナイトコンシェルジュ(R)」は、避難標識などに使われてきた蓄光素材をもっと創造的に活用するプロジェクトです。2022年に国土交通省のモデル事業として社会実験が実施され、9割の利用者から継続設置を希望する声が上がり、その後実用化されました。
隅田川花火大会の会場運営や、岡山県岡山市での用水路転落防止をはじめ、道路空間、公共施設、アウトドア施設、天文施設、イベント会場、工場内施設、建築設計空間や店舗/施設サイン看板など、多様なシーンで展開されており、暗闇対策の新ジャンルとして、今後も多くの場面での活躍が期待されています。
※「ナイトコンシェルジュ(R)」はオリジナルの空間演出法として特許出願済、商標登録済です。
ナイトコンシェルジュサイト
https://humorous.jp/nightconcierge
⚫︎株式会社 humorous(ユーモラス)(東京都目黒区、代表取締役:田村勇気)
広告代理店にて多くの映画やドラマなどの製作に携わってきた代表の田村が、エンタメのアプローチで社会課題を解決する企画会社として2022年創業。エンタメの演出を活用し課題空間を変身させるR&D事業など、コンテンツ開発を推進。
『あそびゴコロが、世界を救う』をミッションに、既存にない組み合わせやユーモアを有効活用し、心にゆとりある社会の実現を目指します 。
ユーモラスサイト
https://humorous.jp
東京都墨田区プロトタイプ実証実験支援事業サイト)
https://www.city.sumida.lg.jp/kuseijoho/sdgs/kunotorikumi/keizaitorikumi-1.html
出典元
(※1)運輸省 QSR:国土交通省九州地方整備局「なるほど!河川」
(※2)日本クリアリング協会:建設コンサルタンツ協会 公共インフラ資料
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