「金融アプリ統合サービス基盤」を提供開始

地域における金融サービスのDX化をマルチクラウド型サービス基盤でサポート



　株式会社日立ソリューションズ西日本（本社：広島県広島市、取締役社長：加藤 哲哉、以下、日立ソリューションズ西日本）は、地域金融機関と取引先を繋いだコミュニティネットワークを形成するため、マルチクラウドプラットフォーム「金融アプリ統合サービス基盤」の提供を開始します。
　「金融アプリ統合サービス基盤」は、高度なセキュリティを確保しつつ、各種サービスとの柔軟な連携に対応します。また、ローコード開発により、短期間かつ低コストでの開発を実現します。
　日立ソリューションズ西日本は、「金融アプリ統合サービス基盤」において、第一弾として「依頼伝票電子化サービス」の提供を開始し、今後も安価かつ安全なクラウドサービスを順次提供し、地域における金融サービスのDX化を支援していきます。
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図1.「金融アプリ統合サービス基盤」の全体イメージ

サービス基盤提供の背景
　少子高齢化や人口減少、産業の縮小など、地域社会が直面する課題は多岐にわたります。
　地域金融機関には、資金提供に加え、経営改善や事業再生など幅広い支援が求められています。さらに、地域の持続的成長に向けて、自治体、企業と連携し、新たな事業創生を支援する役割も期待されています。
　これらを実現するためには、自治体や企業との情報連携を可能とするクラウドの活用が重要と考えていますが、クラウド環境の構築にはセキュリティの確保や対応スピードが必要であり、個々の地域金融機関が単独で対応するには大きな負担となっています。
　こうした背景を踏まえ、日立ソリューションズ西日本は、地域金融機関の金融DX支援の取組みをこれまで以上に強化するため、金融業務関連サービスを安全かつ柔軟に利用できるマルチクラウドプラットフォーム「金融アプリ統合サービス基盤」を構築し、本基盤にて各種サービスの提供を開始しました。

金融アプリ統合サービス基盤事業の特長
1.セキュリティの確保
　共通の認証基盤を備え、地域金融機関と企業を繋ぐネットワークの構築が可能です。セキュリティ要件に応じて、専用線接続、インターネット接続が選択できます。
2.柔軟な連携と拡張性のあるサービス提供
　ベアメタルクラウド*2とパブリッククラウド*3を組み合わせた基盤にマイクロサービス*4を構築各サービス間で相互にAPI連携が可能な環境を提供します。（各サービスにおいて、必要なAPIが整備されていることが前提となります。）
3.開発・運用負担の軽減
　クラウドの運用および提供アプリケーション開発は当社が担当するため、地域金融機関や企業はハードウェア・ソフトウェアの調達・開発にかかる作業の負担を最小限に抑えることができます。（各金融機関側のインターフェース部分や個別のネットワークなどを除く）

*2 物理サーバーの高い処理能力と安定性を持ちながら、仮想サーバーのスピードと手軽さを併せ持つクラウド。
*3 複数のユーザーがリソース（サーバー、ストレージ、ネットワークなど）を共有して利用するクラウド。
*4 複数の独立した小規模なサービスを集合体として構成するサービス。

FIT2025（金融国際情報技術展）への出展について
　上記提供サービスについては、2025年10月9日(木)・10日(金)　に東京国際フォーラムにて開催されるFIT2025　Financial Information Technology 2025金融国際情報技術展（日本金融通信社主催）に出展する当社ブースにて、概要を公開します。

「金融アプリ統合サービス基盤」について
https://www.hitachi-solutions-west.co.jp/products/finance/app_integration_service/

お問い合わせ先
小西 哲也（こにし てつや）
株式会社日立ソリューションズ西日本
営業統括本部 第2営業本部 金融営業部 第1グループ
https://www.hitachi-solutions-west.co.jp/inquiry/


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