「くじら食」へ逆行の中、理解を深めるために反論映画をバイリンガル版でDVD化。持ち出し赤字で発売開始!
配信日時: 2025-07-30 15:15:00

7月22日、日本政府が国際手配をしていた反捕鯨団体シー・シェパードの創設者、ポール・ワトソン氏は、国際刑事警察機構(ICPO)から国際手配を解除となった。2月にはパリで「市民栄誉賞」を受賞した。こうした厳しい中、理解を深めるために日本側からのクジラ食への衝撃の反論映画2作品が7月30日(水)バイリンガル版で発売となった。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/444414/LL_img_444414_1.jpg
『Behind THE COVE』『鯨のレストラン』
世界に衝撃を与えたドキュメンタリー『Behind THE COVE』は、和歌山県・太地町を舞台したアカデミー賞受賞作品『ザ・コーヴ』に反論し、海外メディアがワシントンポストをはじめ一斉に「初めての反論!」と報道し、NETFLIXで世界へ200カ国以上に配信され大きな反響を呼んだ。しかし、現在は23言語に翻訳された世界配信が終了している。海外では閲覧できない状況である。
『鯨のレストラン』では、東京のクジラ店を舞台に国際的な科学者も登場。クジラを食べることで、過度な家畜への依存が森林伐採につながる可能性への警鐘とし、クジラを食べることで地球温暖化の緩和へつなげることを提唱する視点から描いた。昨年、ロサンゼルス日本映画祭でSDGs賞を受賞している。
いずれも、日本語・英語バイリンガルDVDとして同時に持ち出し赤字で発売する。『Behind THE COVE』のDVD化は、2017年に完全日本語版であった。しかし、海外の人にも伝える必要があると、世界配信が終わった今、バイリンガル版で製作し直した。『鯨のレストラン』は、今回、初めての発売となる。
海外に理解を得るためにバイリンガル版で製作費が2倍、さらに特典映像をふんだんに盛り込み、「クジラの浮世絵」を封入した。しかし、価格発表した後だったので、値段以上のコストが掛かっての発売となった。物価高に加えて、費用も尽きて借金生活を送りながらの製作に挑んだ。さらには、『Behind THE COVE』を発表してから、海外から大きな反響があったため、手綱をゆるめることができず、これまで10年間にわたり海外への普及活動など巨額な費用を費やしてきた。
厳しい状況の中、DVD化を決断したのには、八木景子監督は「配信だけでは、いずれ配信されなくなったら、見られなくなる。今、あらゆる手段で伝えなければクジラ食文化は終わる」という強い使命感と「クジラ産業のありようを知ってもらいたい」、という思いから踏み切った。
縄文時代から先人が大切にして続いてきた“クジラ食文化”が海外の目を気にして静かに消えようとしています。
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プレスリリース提供元:@Press
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