日経「星新一賞」グランプリに吉野玄冬氏
配信日時: 2025-02-21 10:00:00
ジュニア部門は小林宗太氏
理系的発想力を問う文学賞、日経「星新一賞」(主催:日本経済新聞社)の第12回受賞者が以下の9名に決定しました。第12回は2024年7月5日から9月30日まで応募を受け付け、応募作品は一般部門編、ジュニア部門編で、総数は第11回の1,394編より263編多い1,657編でした。今回一部AIによる創作と認められた作品は、前回の70から93編となり、一般部門の優秀賞(アマダ賞)で入賞しました。第9回(2021年)以来2回目となります。
【一般部門グランプリ】
吉野玄冬(よしの・げんとう)氏
「ユウェンテルナ」
〔あらすじ〕アマゾンで生物研究を行う主人公・佐柳楓矢は、先住民たちが崇拝する不老の女性・マーヤと出会う。ある夜、ヒナギクの花畑でマーヤが宇宙に憧れを持つことを知る。五十年後、人類は楓矢がマーヤの死体から発見した寄生性生物ユウェンテルナによって不老に。月面移民船が初めて出発するが、宇宙に出た直後、乗員が外に排出される。ユウェンテルナは宿主を宇宙に誘導し、大爆発で拡散を行うが、その直前にヒナギクを形作った。楓矢はそこにマーヤの意思を感じ、よき旅路を願う。
【ジュニア部門グランプリ】
小林宗太(こばやし・そうた)氏
「将来ドック」
〔あらすじ〕将来、その人の病気になる箇所や犯罪の根の部分を見つけ出し、超早期治療として治すことができる「将来ドック」。将来ドックを受け、僕に見つかったのは病気でも犯罪の根でもなく僕自身の“残念”な部分だった。治療が困難な“残念”を手術で取り除くことになった僕は・・。
【一般部門優秀賞(アマダ賞)】
形霧燈(かたぎり・とう)氏 「最後の画家」
【一般部門優秀賞(HEBEL HAUS賞)】
八島游舷(やしま・ゆうげん)氏 「スマート箱男」
【一般部門優秀賞(関電工賞)】
門間紅雨(もんま・こうう)氏 「タキオン」
【ジュニア部門準グランプリ】
小林花穂(こばやし・かほ)氏 「宇宙の遊園地」
【ジュニア部門優秀賞】
宮内隆太(みやうち・りゅうた)氏 「「正」を求めて」
【ジュニア部門優秀賞】
田中杏(たなか・あん)氏 「色彩」
【ジュニア部門優秀賞】
豊川良太(とよかわ・りょうた)氏 「つくしんぼ」
【日経「星新一賞」について】
星新一氏が残した創造性あふれる作品は、現実の世界で科学に取り組む人たち、未来を創ろうとしている人たちを刺激してきました。日経「星新一賞」は形式やジャンルにとらわれない理系的な発想力、想像力を問う新しい文学賞として2013年に創設。SF作家・SF評論家による複数の予備審査の後、最終審査を経て、このたび受賞者を決定しました。第12回の最終審査員は菅浩江氏(SF作家)、大澤博隆氏(慶応義塾大学准教授・SFセンター所長)、北村みなみ氏(イラストレーター・漫画作家)、尾形哲也氏(早稲田大学理工学術院教授)、土井隆雄氏(宇宙飛行士・京都大学特定教授)、矢野寿彦(日本経済新聞社編集委員兼論説委員)の6人で、一般部門グランプリは賞金100万円。受賞作は日経電子版、電子版書籍サイト「honto」で配信中です。(無料。利用登録が必要)
※詳細は日経「星新一賞」公式ウェブサイト https://hoshiaward.nikkei.co.jp/
※第1回~11回受賞作品集も「honto」で無料配信中(利用登録が必要)
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