次世代型浮体式洋上風車の開発を行うオランダ・TouchWind社に出資参画
配信日時: 2023-09-12 18:01:58
株式会社商船三井(社長:橋本 剛、本社:東京都港区、以下「商船三井」)は、次世代型浮体式洋上風車を開発するスタートアップ企業 TouchWind BV(社長:Rikus van de Klippe、本社:オランダ、読み:タッチウインド、以下「TouchWind社」)(註1)に出資しました。
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TouchWind社が独自に設計・開発する次世代型浮体式洋上風車は、傾斜したローターにより大規模なウィンドファームで発生しがちな風車間の風の干渉(註2)を低減しウィンドファーム全体の発電効率を改善することが期待されています。それ以外にもその特徴により、強風での運転、風車と浮体部分の重量低減が可能で、風車の設備利用率の向上、製造・運転・保守コストの軽減、総発電コストの低減が期待されています。2019年よりオランダ政府からの補助金や賛同企業の協力を得て、その特徴的な風車の原理を実証する試験を行ってきましたが、この度、オランダ政府企業局Netherlands Enterprise Agencyより補助金を受け、ローター径6mの風車(出力12kW)を最大10基製作し、2024年から25年にかけて、同国内の陸・海上で、風車間の風の干渉を低減する効果検証試験を行う予定です。
商船三井はTouchWind社への出資参画により、同社の風車の実用化に向けた技術開発を進め、将来的にはヨーロッパをはじめ日本を含むアジア域でも次世代型浮体式洋上風車のサプライチェーン内での事業機会獲得を目指します。「商船三井グループ 環境ビジョン2.2」に則り2050年までのネットゼロ・エミッション実現を目標に掲げ、持続可能な世界をつくるために、再生可能エネルギー事業等の推進を通じて、自社のみならず社会からのGHG排出削減にも貢献していきます。
(註1) 2018年にオランダ、アムステルダムで設立され、現在はアイントホーフェンを拠点とする浮体式洋上風車開発のスタートアップ企業です。これまでにオランダ政府の補助金と賛同企業の協力を得て、当該技術の原理を実証し、また、直径6mのローターを持つ実証試験機を制作し、オランダ国内の湖水上での実証試験を開始しています。 TouchWind社HP URL:www.touchwind.org
(註2) 「風車ウェイク」と呼ばれ、風上に位置する風車によって風エネルギーの一部が取り込まれることで、風速の欠損や風の乱れが生じ、風下に位置する後方の風車の発電量が減少することが確認されています。今後、大規模洋上ウィンドファームの建設が進むことが予想され、風車ウェイクによる効率低下(=ウェイクロス)を低減することはファーム全体の発電効率改善の観点から注目されています。
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