世界的インテリアデザイナー「喜多俊之」氏がデザイン監修 炭素繊維複合材料を活用したインテリアチェアを発表
配信日時: 2023-04-11 11:00:00
日本において70年余りの歴史を有するインテリア及びファッションテキスタイルメーカーとして国際的に知られるサンコロナ小田株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:小田 外喜夫、以下「サンコロナ小田」)は、2023年4月18日(火)イタリア・ミラノで開催される“ミラノデザインウィーク”フォーリサローネにて、新製品のFlexcarbon® chair「CALLU」を発表します。
【Flexcarbon® chair 「CALLU」】
■サスティナブル指向へ
Design Toshiyuki Kita
concept NEW MATERIAL FOR CREATIVITY
自然の中で暮らす喜び、美しい大地、植物など、私達は数万年この地球の自然の中で生き続けてきました。日々の暮らし、生活の喜びを目標に好奇心と優しさの中、今、更にサスティナブルを大切にしようとしています。それを支える自然の力と創造性の力を加え、素材の特性による丈夫さと軽さを備えたFlexcarbon® が日本において誕生。多方面への活用が期待される中、クリエイティブと持続可能なマテリアルの結びつきが、より一層注目され、次世代の市場の要求を満たす素材として、今と未来のものづくりに向けデビューします。
喜多俊之
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/351114/LL_img_351114_1.jpg
喜多俊之氏による手書きスケッチ
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/351114/LL_img_351114_2.jpg
「CALLU」ロゴ
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/351114/LL_img_351114_3.jpg
Flexcarbon® chair「CALLU」
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/351114/LL_img_351114_4.jpg
CALLU 製造風景
サンコロナ小田株式会社は、日本において70 年余りの歴史を有するインテリア及びファッションテキスタイルメーカーとして国際的に知られています。
この度、糸加工技術から超軽量で成形自在の革新的な炭素繊維複合材料(Flexcarbon®)を開発しました。
新製品“Flexcarbon®” 製のチェア 『CALLU』は、TOSHIYUKI KITA デザイン。
サスティナブルなコンセプトで、それに伴う新しいスタイルを象徴するアイテムです。
size:W468×D500×H780(mm) SH440(mm)
【Flexcarbon® の応用】
■Flexcarbon®の様々な製品化
炭素繊維複合材料Flexcarbon®で最初に大きな反響を呼んだのが、
アシックス社と共同で開発した陸上短距離用のピン無なしシューズ「METASPRINT™」のFlexcarbon®製のソールです。陸上選手が着用したことでも大きな話題となり、世界最大級の複合材の展示会「JEC Composites Innovation Awards2020」のスポーツ&ヘルスケア部門で、最優秀賞を受賞しました。
経験と実績を活かし、新しい製品開発に向けた取り組みを進めています。
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/351114/LL_img_351114_5.jpg
METASPRINT™のFlexcarbon® 製ソール
【Flexcarbon® の可能性】
■Flexcarbon®の様々な製品化
従来のCFRP(炭素繊維強化プラスチック)は、炭素繊維に樹脂を均質に含浸させることが難しく、成形性の面からみても形状の制限や品質面でも、製品の量産化に多くの課題がありました。
Flexcarbon®はその課題を克服、複雑な形状のものも『CALLU』チェアのように金型を作ればプレス加工が可能です。また、量産体制も整ってきていることから、コスト面でも当初のような高価な素材ではなく、手が届く価格帯に近づいています。
また、Flexcarbon®チェアの製造工程では極めて薄く短いテープ状の素材を、必要な形に合わせてテープ素材を散布・積層するため、広いシートから形を切り出す時のような端材が出ず、よりサスティナブルなものづくりができます。
熱可塑性のFlexcarbon®が持つ更なる可能性は、製品ライフが終った後、回収し熱を加えることで何度でもリサイクルが出来る点にあります。
【TOSHIYUKI KITA 喜多俊之】
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/351114/LL_img_351114_6.jpg
喜多俊之
1969年よりイタリアと日本でデザインの制作活動を始める。
家具、家電、ロボット、家庭日用品に至るまでのデザインで、イタリアやドイツ、北欧、日本のメーカーから多くのヒット製品を生む。
作品はニューヨーク近代美術館、パリ・ポンピドゥーセンターなど、世界のミュージアムに永久収蔵されている。シンガポール、タイ、中国においてデザイン活性化の政府顧問を務める。「上海国際博覧会 日本産業館」プロデュース、「日本グッドデザイン賞」審査委員長(1995年、2004年~2006年)など、国内外のデザイン産業の要職を歴任。1968 年より日本各地の伝統工芸・地場産業の活性化に携わる。2011 年イタリア「ADI 黄金コンパス賞(国際功労賞)」受賞。2017年「イタリア共和国功労勲章 イタリアの星コンメンダトーレ」受勲。
大阪芸術大学教授
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プレスリリース提供元:@Press
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