Garmin、Forerunner向けベータ版29.52を公開 ウィジェット性能と965の電池推定表示を改善

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Garminは、ランニングウォッチ「Forerunner」向けにベータ版ファームウェア29.52を公開した。対象機種のウィジェット性能を改善するとともに、Forerunner 965では常時表示(AOD)に関するバッテリー稼働時間の推定表示を修正する。
■ウィジェット性能を改善、各シリーズの不具合にも対処
対象はForerunner 965、265シリーズ、165シリーズ、955シリーズ、255シリーズで、255 Musicも含まれる。Garminの変更履歴には、ウィジェットの表示性能の改善に加え、その他の不具合修正や改善が記載されている。
ウィジェットは、健康データやアクティビティ、天気などを素早く確認するための画面だ。ウォッチフェイスから一覧を呼び出してスクロールし、必要な項目を選ぶと詳しい情報を表示できる。今回の性能改善は、こうした日常的な情報確認に関わるものとなる。
表示を支えるハードウェアについて、半導体調査会社TechInsightsの分解調査によると、Forerunner 965はNXPのi.MX RT595を搭載している。センサーデータの収集・前処理には別のマイクロコントローラーを使う構成だ。
NXPの仕様では、i.MX RT595はArm Cortex-M33、信号処理用のDSP、描画を支援する2D GPUを備える。ウォッチの制御やセンサー情報の処理、画面描画には、こうした複数の処理機能が関わっている。
■965では常時表示に関する稼働時間の推定値を修正
Forerunner 965向けの変更履歴には、バッテリー節約メニューに表示する、常時表示に関する推定値の修正が明記されている。このメニューは、画面や通信、センサーなどの設定を変更し、バッテリー稼働時間への影響を確認するためのものだ。
対象製品の画面仕様を見ると、965は1.4インチ、265は1.3インチ、165は1.2インチのAMOLEDディスプレイを搭載する。一方、955と255は半透過型のメモリインピクセル(MIP)ディスプレイを採用している。
AMOLEDは、画素が自ら発光する有機ELディスプレイの一種で、表示する内容や輝度によって消費電力が変わる。MIPは周囲の光を反射して表示する方式で、明るい屋外での見やすさを特徴とする。
Garminが公表する965のスマートウォッチモードの稼働時間は、通常の表示設定で最長23日間、常時表示で最長7日間だ。公称値を比べると、常時表示では約70%短くなる。常時表示の測定条件には、標準のウォッチフェイスと輝度設定、1日8時間の睡眠時間設定が含まれ、その睡眠時間帯は画面が消灯する。
同社によると、使用するウォッチフェイスや周囲の明るさなども実際の稼働時間に影響する。長時間のトレーニングやレースでは、表示設定や使用する機能に応じた稼働時間の目安が、充電計画を立てる材料になる。
■8月の29.04、29.05に続く更新
この製品群では、2026年8月上旬にベータ版29.04が公開された。Garminの変更履歴によると、筋力トレーニングの自己ベスト記録をGarmin Connectへ同期する際の問題や、Garmin Connect Mobileから心拍数・パワーのデータ項目を設定する際の問題などを修正した。
Notebookcheckによると、続くベータ版29.05は8月21日に公開された。こちらの変更点は、ベータ版29.04で発生した、バーチャルラン中の機器接続に関する問題への対処だった。日本向けには、Garmin Japanの更新一覧で正式版29.05が8月28日公開として案内されている。
Gadgets & Wearablesの更新一覧では、今回の29.52は11月3日公開のベータ版として掲載されている。8月下旬の29.05から約2カ月後の更新となる。
■ベータ版29.52はウォッチから手動で確認
Garminは29.52を、本格的な配信に先立つ「Pre-Rollout」の段階として案内している。利用対象はGarmin Beta Software Programに登録した対応端末で、公式告知ではウォッチから手動でダウンロードする方法が示されている。
プログラムへの参加は、Garmin Connectのウェブサイトで行う。ログイン後にデバイスの設定を開き、参加項目「Join Beta Software Program」が表示される対応端末を選んで、利用条件を確認・承諾する。ベータ版では、開発中のソフトウェアを試し、不具合を報告できる。
登録後の更新確認は、公式告知の英語表記では「Main menu」→「Settings」→「System」→「Software Update」→「Check For Updates」の順に進む。ウォッチ上に表示される案内に従って更新する。
通常のソフトウェア更新には、パソコン用のGarmin Expressも利用できる。あらかじめアプリにデバイスを登録し、ウォッチをUSBケーブルで接続すると、利用可能な更新データが送信される。以降は画面の指示に従って操作する。
※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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