富士フイルム「instax mini Evo 2」11月27日発売 チェキ初のタッチパネルと最大約1300万画素

2026年10月29日 10:34

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記事提供元:Tech Times

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富士フイルムは2026年10月27日、ハイブリッドインスタントカメラ「instax mini Evo 2」を発表した。日本では11月27日に発売する。チェキ初のタッチパネル式モニターを採用し、最大記録画素数を従来機の2倍以上となる約1300万画素に増やした。

撮影した写真を選んでプリントする機能に加え、シャッターを切るまでの様子を短い動画に残せる。価格はオープンで、国内市場想定価格は4万2900円だ。

■大型センサーでデジタル画像の記録を強化

撮像素子は1/2.77型CMOSで、従来の「instax mini Evo」の1/5型から大型化した。DPReviewによると、撮像面積は約6.3平方mmから約20.6平方mmへ、約3.3倍になった。有効画素数は約1630万画素としている。

通常の静止画は2144×2860ピクセル、約610万画素で記録する。広角エフェクトを使うか、「instax Expanded View」をオフにし、メモリーカードに保存する場合は3100×4128ピクセル、約1280万画素となる。富士フイルムは、この最大記録画素数を約1300万画素として案内している。

内蔵メモリーに保存する場合は、広角撮影でも約610万画素となる。従来機の記録画像は約500万画素で、新機種の最大サイズでは、撮影後のトリミングや、ほかのプリンターで出力する際に利用できる画素数が増える。

レンズの明るさはF2.0で、最短撮影距離は10cm。シングルAFに加え、顔認識AFを搭載した。感度はISO100~1600の自動切り替え、露出補正は±2EVで、シャッター速度はフラッシュ非発光時に1/4~1/8000秒、発光時に1/15~1/8000秒となる。フラッシュの撮影可能範囲は約50cm~1.5mだ。

■4.5インチのタッチ画面とアナログ操作を組み合わせる

背面モニターは4.5インチとして案内される、仕様上4.46型、約123万ドットのタッチパネル付き液晶だ。従来機の3型に対し、対角寸法は約1.5倍になった。撮影時の構図確認から、設定変更、撮影画像の閲覧までを大きな画面で行える。

画面の大型化に伴い、従来の背面の選択ボタン群をタッチ操作に置き換えた。画像はスワイプして閲覧できる。一方、レンズダイヤル、フィルムダイヤル、プリントレバー、シャッターボタンといった物理操作系は引き継ぐ。

この画面サイズは、3.2型モニターを搭載するニコン「Zf」などと比べても大きい。動画向けカメラでは、Blackmagic Designの「Pocket Cinema Camera」シリーズに5インチ画面を備えるモデルがある。

新機能の「instax Expanded View」は、プリントされる範囲の外側もモニターに表示し、画面内の枠で仕上がりの範囲を示す。フレームに入ってくる被写体の動きを確認しながら、シャッターを切るタイミングを選びやすくする。撮影範囲の周辺も見えるという点で、富士フイルム「X100」シリーズの光学ファインダーに通じる発想だ。

静止画の画角は、Expanded Viewをオンにして広角エフェクトを使わない場合、35mm判換算33mm相当となる。広角エフェクト使用時は23mm相当で、Expanded Viewをオフにした場合も、すべてのエフェクトで23mm相当になる。画面の表示範囲と記録される範囲を使い分けて構図を作れる。

■写真が生まれるまでを5秒の動画に残す

「instax Immersive Movie」は、シャッターを切るまでの様子を5秒間の動画に記録する機能だ。富士フイルムの国内発表では、人物の表情の変化や景色の動きなど、一枚の写真に至る過程を残す用途を紹介している。

動画は560×992ピクセル、毎秒24フレームのMP4形式で、縦横比は9対16となる。撮影には別売りのmicroSD系メモリーカードが必要で、動画の保存先はカードとなる。本体で再生できるほか、プリント後に専用アプリへ転送してスマートフォンに保存できる。

レンズエフェクト10種類とフィルムエフェクト10種類を組み合わせる、100通りの撮影表現も継承した。レンズエフェクトでは従来の魚眼とミラーに代わって「広角」と「残像」を採用。二重露光、ハーフフレーム、ライトリークなども利用できる。

フィルムエフェクトには「イエローグリーン」や「ディープ」などを用意する。ダイヤルを回して画面上で効果を確かめ、好みの表現を選んでから撮影するという操作を、大型モニターで楽しめる。

■プリント仕様と画像転送の条件

使用するのは別売りのinstax miniフィルムで、画面サイズは62×46mmだ。本体からのプリントの露光画素数は1600×600ドット、露光解像度は635×318dpi。スマートフォンアプリからのプリントでは800×600ドット、318dpiとなり、この露光仕様は従来機と共通する。

プリント出力時間は約14秒で、従来機の約16秒から短縮した。色味は「instax-Rich」モードと「instax-Natural」モードから選べる。フィルムの現像時間は約90秒で、周囲の温度によって変わる。

通信機能は従来のBluetooth 4.2から5.2へ更新し、2.4GHz帯のWi-Fiも搭載した。無料の「instax mini Evo」アプリはバージョン3.0.0以降を使用する。スマートフォンのJPEG、PNG、HEIF画像を送ってプリントできるほか、リモート撮影にも対応する。

カメラで撮影した静止画とImmersive Movieの動画は、プリント後にアプリへ転送できる。Wi-Fiを使う高速モードも用意した。カードに保存した撮影データは、カードを介して取り出すこともできるため、プリントとデジタル保存を用途に応じて使い分けられる。

■本体仕様とシリーズ内の位置付け

本体色はブラック。内蔵メモリーには静止画を約45枚保存でき、最大256GBのmicroSD、microSDHC、microSDXCカードに対応する。充電端子はUSB Type-Cで、従来機でも途中からType-C端子が採用されている。

富士フイルムの公称値では、満充電からのプリント可能枚数は約90枚で、従来機の約100枚から減った。実際の枚数は使用条件によって変わる。充電時間は気温により約2~3時間となる。

本体サイズは突起部を除いて87.5×125.3×43.7mm、重量はフィルムパックと記録メディアを除いて約330gだ。アクセサリーシューと三脚穴を備え、ショルダーストラップを同梱する。専用カメラケースは12月上旬発売予定で、Impress Watchによると市場想定価格は4950円となる。

海外では、米国で289.95ドル(約4万5800円)、カナダで379.99カナダドル(約4万2600円)の希望小売価格を設定し、2026年11月末の発売を予定する。欧州の発表価格は269.99ユーロ(約4万7500円)だ。Popular Photographyによると、初代mini Evoの米国発売時価格は199.95ドル(約3万1600円)だった。

シリーズには、日本で2026年1月30日に発売した「instax mini Evo Cinema」もある。Cinemaは最大15秒の動画撮影や、アプリで最大30秒に編集する機能を備える。エントリー向けには同年4月24日に国内発売した「instax mini 13」もあり、mini Evo 2は、写真を選んでプリントする楽しみに、大画面での構図づくり、高画素の画像保存、撮影前の短い動画記録を加える選択肢となる。

元記事: Fujifilm Instax Mini Evo 2: Sensor Area Tripled, Touchscreen Added; Prints Stay at 1.6MP

※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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