マーチャント・バンカーズ、関連会社が独自AI「HSI」を開発、中核技術で特許出願
■未来の状態変化と行動を予測、業務自動化や医療・製造など幅広い分野への応用目指す
マーチャント・バンカーズ<3121>(東証スタンダード)は10月22日、関連会社のTIGEREYE(タイガーアイ)が、現在の状況や過去の経験、目標、行動履歴から将来の状態変化と次に取るべき行動を予測する独自AIモデル「Hierarchical State Intelligence(HSI、階層型状態知能)」を開発し、中核技術の特許を出願したと発表した。文章中の次の単語の予測を中心に発展した大規模言語モデル(LLM)とは異なる手法を採用し、状況の変化や行動の結果を予測して目標に沿った意思決定を支援する。
HSIは、複数の状態情報の関係を学習する「State Learning」、行動と次の状態を予測する「State Transition Prediction」、上位目標と個別行動の整合性を評価する「Hierarchical Intelligence」の3つの技術が柱。複数の行動候補について将来の結果やリスク、制約条件を評価する仕組みも備える。過去の経験については類似性だけでなく、行動結果や時間的な近さなども考慮し、次の判断に活用する構想だ。
■基礎検証を進め、独自プラットフォームとの連携による事業化を視野
TIGEREYEは合成データや実際のソフトウェア開発履歴を使い、情報間の関係の学習、次状態の予測、経験を使った予測、階層間の整合性評価などの基礎検証を実施してきた。現時点では研究開発段階で、実際の産業現場での予測性能や汎用性には追加検証が必要としている。今後は多様な実データによる検証と学習能力の向上を進める。既存のAI技術との連携も視野に入れている。
想定する応用分野は、自律型AIエージェント、企業の業務自動化、製造、医療、セキュリティ、ロボティクスなど。独自AIプラットフォーム「NERVA」との連携や、技術者が顧客企業の現場に入り込む導入支援「FDE」を通じて実装を目指す。さらに、モデルのライセンス提供、API提供、産業別モデルへの展開なども検討する。特許出願は知的財産の保護と将来の事業展開に向けた技術基盤の強化が狙い。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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